2025Sシラバス
78/486

グループ2 1年 理一(9,12,14,20,39)理二三(6,8,15,20) 初年次ゼミナール理科 31524 火 1 授業の目標・概要 【授業の概要と目的】 普段意識することはあまりないかもしれないが、植物のかたちは非常に多様である。実際にごく身近な植物を眺めてみるだけでも、植物のかたち多様性を意識することができる。現在みられる生物のかたちの多様性は、一細胞(受精卵)から複雑なかたちを作り上げていく過程(発生)に、進化の過程でさまざまな変更が蓄積されてきたことで、成立している。例えば、ある植物の葉のかたちが別の植物の葉と異なるかたちをしているとき、それらの植物の間には何らかの発生機構の違い、すなわち細胞分裂や細胞成長の違い、そしてそれを制御する遺伝子発現の違い、など、さまざまな階層における違いが存在すると考えられる。どのような変更が加わればそのような違いが現れるのかを十全に理解することができれば、植物のかたちの多様性がどのように形作られてきたのかの理解に繋がる。本講義では植物の形態やその多様性を扱い、それがどのように成立してきたかを考える。 講義形式は通常の座学の講義に加え、実習、研究発表、研究発表での議論など、様々な形式をとり、それらを通じて、主に形態や組織レベルでの植物の多様性を考え、学ぶ。 【授業の目標】 - グループワークを通じて、集団での問題設定、情報共有、討論、役割分担ができる - アカデミック体験を通して、自然科学における基礎的な研究の流れを説明できる - 植物の多様性を理解し、その進化の仕組みを考察できる 初年次ゼミナール理科の評価方法によって評価する。 成績評価方法 授業のキーワード 植物、多様性、進化、形態学、発生学 教科書 ガイダンス 教科書は使用しない。/Will not use textbook 書名 著者(訳者) 出版社 ISBN その他 第1回授業日に行う。ガイダンス教室については掲示板等で告知する。 31525 火 1 授業の目標・概要 「ナノテクノロジー」を用いた病気の診断・治療は、次世代の医療技術として注目されています。髪の毛の太さの10万分の1のサイズで精密に設計されたナノ粒子が、生体という複雑なシステムの中で巧妙に働き、新たな診断・治療を可能とします。本ゼミでは、まずこのような医療の最先端技術について紹介します。また、背景にある化学に関する知識を、演習課題などを通して学びます。これらを土台とし、後半のグループワークでは高効率な診断・治療を実現するために必要なナノ粒子及びその投与システム全体の設計を、数理モデルなどを活用しながら提案してもらいます。 本ゼミの狙いは、化学や関連分野の基礎知識をネットワーク化・システム化し、実際の課題解決に活用できるツールとして身に着けることです。教員やディーチングアシスタントの大学院生と密にやり取りするゼミを目指します。 初年次ゼミナール理科の評価方法によって評価します。 成績評価方法 授業のキーワード 「問題発見・解決型」、化学システム工学、医療、ナノテクノロジー、バイオエンジニアリング、システム設計 教科書 ガイダンス 次の教科書を使用する。/Will use the following textbook 書名 著者(訳者) 東京大学教養教育高度化機構 Educational Transformation 部門・若杉桂輔・宮島 謙編 出版社 ISBN その他 第1回授業日に行う。ガイダンス教室については掲示板等で告知する。 植物の多様性を研究する やってみよう! 化学システム工学で挑む、先端医療 科学の技法 第2版:東京大学「初年次ゼミナール理科」テキスト 東京大学出版会 古賀 皓之、中山 北斗 太田 誠一 理学部 工学部

元のページ  ../index.html#78

このブックを見る