大宮司 啓文、秋葉 貴輝、鈴木 雄二、山崎 由大 初年次ゼミナール理科 31555 水 4 授業の目標・概要 エネルギー問題の解決には,技術的な側面だけではなく,環境への配慮,経済性,地域特性といった多方面からの検討が必要です.本ゼミナールでは,現実の社会問題にはこういった複雑な背景があることを理解しながら,エネルギー問題の解決策や未来予測を行うことを通じて,問題解決能力の向上を図ることを目的とします. まず,日本と世界のエネルギー事情を概観した後,(1)ガスタービン,エンジンなどのエネルギー変換の基盤技術,(2)カーボンニュートラルの考え方や日本のCO2排出量削減に必要な水素燃料,(3) 自動車をめぐるエネルギー技術、の3つのテーマについて学習し,関連の学内研究施設の見学を行います.これら基本的な仕組みや原理に関する学習の後,グループに別れ,研究段階の技術から実用化された技術までの調査を行い,調査結果のプレゼンテーションを行います.現状のエネルギーに関する状況を把握した上で今後の課題を抽出し,将来展望を参加者全員で議論します. 初年次ゼミナール理科の評価方法によって評価します。 成績評価方法 授業のキーワード 問題発見・解決型、機械工学、エネルギー変換/エネルギーシステム、地球温暖化、電気自動車/ハイブリッド自動車、カーボンニュートラル 次の教科書を使用する。/Will use the following textbook 書名 著者(訳者) 東京大学教養教育高度化機構 Educational Transformation 部門・若杉桂輔・宮島 謙編 出版社 ISBN その他 第1回授業日に行う。ガイダンス教室については掲示板等で告知する。 教科書 ガイダンス 未来のエネルギーを考える 科学の技法 第2版:東京大学「初年次ゼミナール理科」テキスト 東京大学出版会 978-4-13-062323-0 工学部
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