大学では「問い」の「答え」を探求する前にまず「問い」自体を自分で見つける必要があるという点を理解し、学ぶ姿勢の根本的な転換を目指す。授業を通じて「問い」の立て方、「理論」についての考え方、「研究方法」の設定の仕方、学術資料の収集の仕方、議論の根拠の導き方、論述の組み立て方などのアカデミックスキルに触れ、それらを習得する。また、自分が取り組む「問い」が学術的・社会的に意義のある「問い」であることを主張する必要性を理解する。 「問い」の「答え」を導くに当たって必要な、先行研究の理解とオリジナリティの主張の方法(剽窃の防止を含む)、議論と根拠の関係などといったより基礎的な作法および図書館などの研究リソースの利用方法を、第2回目の合同授業で学ぶ。 【この授業の目標・概要】【この授業の目標・概要】 祭りに関心を寄せる学問はさまざまです。文学、歴史学、民俗学、社会学、文化人類学、民族音楽学、宗教学などなど。祭りがその地域の風土、暮らし、歴史、信仰などと深く関わっているからです。日本の祭りは、その土地で生きる人たちが、身の回りの自然や死者(祖先)たち、疫病などとどう向き合い、生き合うか、という中ではぐくまれて来ました。そして、そうした感性が、能などの古典芸能や文学を支えてもいます。現代の都市に生きる人々とは異なる感性や美意識がそこにはあり、そうした感性や、そこに託された思想を探求することは、今ここに生きる私たちを相対化する座標軸を育て、自分たちの立ち位置を知ることでもあります。この授業では、特に祭りや芸能などの身体化された事象に注目しながら、さまざまな危機に立ち向かう心の受け皿をどのように作り上げてきたのか、民衆の感性・美意識がどのような形に結実しているのか、日本文化を多角的に見るまなざしを養っていきたいと思います。 【学術分野】 歴史学 国文・漢文学 文化人類学 出席、発表および議論への貢献等の平常点と小論文とで判断する。 初年次ゼミナール文科 31635 水 3 授業の目標・概要 【共通目標】 成績評価方法 授業のキーワード 祭り、芸能、民俗、歴史、地域 教科書 ガイダンス 教科書は使用しない。/Will not use textbook 書名 著者(訳者) 出版社 ISBN その他 第1回授業日に行う。ガイダンス教室については掲示板等で告知する。 31636 水 3 授業の目標・概要 【共通目標】 大学では「問い」の「答え」を探求する前にまず「問い」自体を自分で見つける必要があるという点を理解し、学ぶ姿勢の根本的な転換を目指す。授業を通じて「問い」の立て方、「理論」についての考え方、「研究方法」の設定の仕方、学術資料の収集の仕方、議論の根拠の導き方、論述の組み立て方などのアカデミックスキルに触れ、それらを習得する。また、自分が取り組む「問い」が学術的・社会的に意義のある「問い」であることを主張する必要性を理解する。 「問い」の「答え」を導くに当たって必要な、先行研究の理解とオリジナリティの主張の方法(剽窃の防止を含む)、議論と根拠の関係などといったより基礎的な作法および図書館などの研究リソースの利用方法を、第2回の合同授業で学ぶ。 【この授業の目標・概要】 この授業では、国際社会が直面している地球規模問題群のうち、国連の「我々の世界を変革する:持続可能な開発のための2030アジェンダ」に指定されたものについて、現状やこれまで(SDGs制定以前含む)の国際的取組、その思想的背景など多角的に検討し、各自がこれらの問題に対するさまざまなアクターの取組について「問題」を設定して「検証」を行い、それを論文にまとめる。国際関係論や国際機構論、開発に関する学術論文だけでなく、国際機関の文書や報告書など、さまざまな種類の資料の探し方や使い方についても学ぶことになる。 【学術分野】国際関係 【授業形態】ディシプリン型 出席、報告および議論への貢献等の平常点と小論文とで判断する。 SDGs、開発、国際機関、NGO、平和、民主化 教科書は使用しない。/Will not use textbook 書名 著者(訳者) 出版社 ISBN その他 第1回授業日に行う。ガイダンス教室については掲示板等で告知する。 成績評価方法 授業のキーワード 教科書 ガイダンス 祭りから日本文化を考える SDGsについて考える 沖本 幸子 岡田 晃枝 国文・漢文学 教養教育高度化機構
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