大学では「問い」の「答え」を探求する前にまず「問い」自体を自分で見つける必要があるという点を理解し、学ぶ姿勢の根本的な転換を目指す。授業を通じて「問い」の立て方、「理論」についての考え方、「研究方法」の設定の仕方、学術資料の収集の仕方、議論の根拠の導き方、論述の組み立て方などのアカデミックスキルに触れ、それらを習得する。また、自分が取り組む「問い」が学術的・社会的に意義のある「問い」であることを主張する必要性を理解する。 「問い」の「答え」を導くに当たって必要な、先行研究の理解とオリジナリティの主張の方法(剽窃の防止を含む)、議論と根拠の関係などといったより基礎的な作法および図書館などの研究リソースの利用方法を、第2回の合同授業で学ぶ。 【この授業の目標・概要】 この授業では、ポーランドの哲学者ロマン・インガルデン(1893-1970)の『人間論』を読む。インガルデンは、ウクライナやオーストリア、ドイツなどで数学と哲学を学んだ人物で、哲学者フッサールの弟子であり、ポーランドがドイツに占領されてからは母語であるポーランド語で執筆活動を行った。 この授業で読む『人間論』は、インガルデンの主著の一つで、哲学的なものの考え方を学ぶのに最も適した本である。本書が哲学との良い出会いとなることを願っている。 【学術分野】哲学・科学史 【授業形態】文献批評型 出席、報告および議論への貢献等の平常点と小論文とで判断する。 初年次ゼミナール文科 31654 金 1 授業の目標・概要 【共通目標】 成績評価方法 授業のキーワード 哲学、20世紀の思想、ポーランド、人間、責任 教科書 ガイダンス 次の教科書を使用する。/Will use the following textbook 書名 著者(訳者) インガルデン 出版社 ISBN その他 第1回授業日に行う。ガイダンス教室については掲示板等で告知する。 31655 金 1 授業の目標・概要 【共通目標】 大学では「問い」の「答え」を探求する前にまず「問い」自体を自分で見つける必要があるという点を理解し、学ぶ姿勢の根本的な転換を目指す。授業を通じて「問い」の立て方、「理論」についての考え方、「研究方法」の設定の仕方、学術資料の収集の仕方、議論の根拠の導き方、論述の組み立て方などのアカデミックスキルに触れ、それらを習得する。また、自分が取り組む「問い」が学術的・社会的に意義のある「問い」であることを主張する必要性を理解する。 「問い」の「答え」を導くに当たって必要な、先行研究の理解とオリジナリティの主張の方法(剽窃の防止を含む)、議論と根拠の関係などといったより基礎的な作法および図書館などの研究リソースの利用方法を、第2回の合同授業で学ぶ。 【この授業の目標・概要】 現代の国際社会が直面するさまざまな問題のうち、紛争と介入をめぐる諸議論をとり上げ、文献を読み、批判的に検討しながら、学術的な論文の書き方と議論のあり方を学ぶ。主観的・直感的に「正邪」を議論するのではなく、事実関係を整理し、既存の議論をふまえた上で、「自分の」議論を説得的に展開できるようになることがこの授業の目標である。 【学術分野】国際関係 【授業形態】ディシプリン型 出席、報告および議論への貢献等の平常点と小論文とで判断する。 成績評価方法 授業のキーワード 紛争、軍事介入、人道的介入、和解、保護する責任、平和構築 教科書 ガイダンス 教科書は使用しない。/Will not use textbook 書名 著者(訳者) 出版社 ISBN その他 第1回授業日に行う。ガイダンス教室については掲示板等で告知する。 ロマン・インガルデン『人間論』を読む 紛争と介入をめぐる諸問題 人間論 法政大学出版局 細川 瑠璃 岡田 晃枝 社会・社会思想史 教養教育高度化機構
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