1年 文科 理科 2年 文科 理科 時間割コード 全学体験ゼミナール 40304 S2 授業の目標概要 成績評価方法 教科書 ガイダンス 開講 続伊豆に学ぶ 伝統工芸を守るたたらの里奥出雲で玉鋼を作る ■全学体験ゼミナールを履修する場合は、必ずUTASでシラバスを参照し、本冊子には掲載されていない詳細な授業内容等を確認したうえで、履修登録を行ってください。 【注意】この授業は開講日程の都合上、成績が所定の確認日より後に公開される見込みが高いので留意すること。特に2年生は本科目の成績が進学選択が可能となる条件に含まれない見込が高いので、履修にあたっては十分に注意すること。 【注意】本ゼミはたたら製鉄・刀剣の里である岡山県・島根県を訪ねます。たたら体験を基に考察するゼミですので、リモート受講はできません。 伝統工芸の価値とはいったいどの様なものでしょう。美術的な価値でしょうか、あるいは希少性に由来する類の価値でしょうか。 このゼミでは、長い歴史の中で培われてきた土地土地での人の営みを顧みたり、人がどの様に自然に向き合い活用してきたかを今に伝えたりする価値(≒意義)があると考えています。手に入れられるモノが、質・量ともに少なかった中で、使えるものを徹底的に工夫して、最大限に活用する(素材のところを最大限に引き出す)技が蓄積していったのでしょう。技が受け継がれ、その技の対象と成るモノがしっかりと供給されて、初めて伝統工芸が守られることになります。それらがしっかりと守られることによって、現代社会が見落としがちのことに意識を向ける絶好の仕掛けとして機能するのではないかと期待します。 このゼミは冬に開講する体験ゼミ「続伊豆に学ぶ 伝統工芸を守る意義とはA」に繋がります。冬のゼミでは長船刀剣の里で玉鋼が古式鍛錬によって日本刀に鍛えられていく様子を見学します。この夏のゼミでは、日本刀の原料である玉鋼を生産するたたら製鉄を体験してもらいます。 以前、伊豆の体験ゼミで竹炭焼きをした学生から、どうしてわざわざ炭にするのか分からないという素朴な疑問が発せられたことがあります。そういった方には、もう少し自分の頭で考える習慣を持ちましょうとアドバイスをしました。すぐに答えをスマホに求めたり、教員などに求めないで、自分の頭を駆使して考えを巡らせて欲しいと思います。 現代人はスマホで何でも検索して、そこに書いてあることを見て満足してしまう。 本ゼミ中はスマホで調べることは禁止することにします。 小学生じゃあるまいし、スマホ禁止?と思いますよね。 「どういうこと?」、「なぜ?」という疑問に自分の頭を向かわせる、自分一人で分からなくても、仲間と議論してみましょう。これまで身につけてきた断片的な知識を集合すると考察できるかもしれない。スマホがあると、そういうことの妨げになってしまうのです。 (帰りの電車の乗り換え案内などは、自分の頭で考える事案ではないので例外扱いとします) そして、自分は何を感じただろう、何を考えただろうということを言語化し、それを仲間と共有して交流します。 一人では到達できないところまで、仲間を得れば行けるかも知れない。 そういう体験ができた時、あなたは学ぶ幸せを思わずにはいられないはずです。 ------------------------------------------------------------ ※このゼミは4月10日(木)18:45~20:00にZoomで行われる農学部合同説明会への参加を予定しています。 ZoomのURLは後日周知いたします。 ------------------------------------------------------------ 積極的に活動に取組む姿勢を最重視する。 加えて事後レポートの内容で評価する。 本ゼミは40303「続伊豆に学ぶ 伝統工芸を守る意義とはS1」と40304「続伊豆に学ぶ 伝統工芸を守る意義とはS2」で構成され、それぞれが1単位で、合計2単位を取得できます。 ただし、自動的に2単位がつくのではなく、取り組みやレポートの評価によって1単位0単位もあり得ることをご承知ください。 教科書は使用しない。/Will not use textbook 特定日に行う。/Will conduct guidance at another time 講義題目 意義とはS2 担当教員 鴨田 重裕 所属 曜限 単位 農学部 集中 1 対象
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