1年 文科 理科 2年 文科 理科 (UTokyo Entrepreneurship S 2年 文科 理科 ■全学体験ゼミナールを履修する場合は、必ずUTASでシラバスを参照し、本冊子には掲載されていない詳細な授業内容等を確認したうえで、履修登録を行ってください。 南北に長く連なる日本列島では、地域ごとの気候環境に応じた生活様式が生まれ、また隣接大陸の諸文化との影響関係もあいまって、多様な歴史を歩んできました。北海道のオホーツク海沿岸地域はそうした特徴が顕著な地域の一つです。一年を通じて乾燥傾向にあり、冬季は寒さの厳しい地域です。北東からの強い季節風は沿岸にそって砂丘を発達させ、真冬には流氷を吹き寄せることでも有名です。ただし、冬には氷に閉ざされるこの土地も、アザラシやトドといった海獣類にとっては豊かな恵みの海でもあり、人々にこの地方特有の生活の糧をもたらしてきました。 こうした独特の環境を背景に、オホーツク海沿岸地域では古くから独自性の高い物質文化・精神文化が発達してきました。本ゼミでは、オホーツク海沿岸地域の歴史を長く研究してきた人文社会系研究科附属北海文化研究常呂実習施設を拠点に、オホーツクの自然とそれが育んできた文化、それらの相互関係を、文化遺産を通じて学びます。具体的には、座学とエクスカーションを通じてオホーツク地域の地形景観、植物相、動物相を理解してもらいます。そのうえで、こうした自然を舞台として育まれた人類文化を、生業や居住のあり方、社会や精神文化のあり方に着目しながら、実際の出土遺物や遺跡現地の見学を通じて探究します。これらの理解を通じて、人と自然の歴史的関係を体験的に学び、日本列島の多様な地域文化とそれが育まれるメカニズムについて、オホーツク地域をフィールドに自らの体験を通じて考えてもらうことを目指します。 このオホーツク地域を代表する遺跡に、史跡・常呂遺跡があります。常呂実習施設が中心となって調査を進めてきた遺跡で、縄文文化から擦文文化・オホーツク文化にかけての2,000を超える竪穴住居跡が砂丘上の林の中にいまも窪みとして残る姿は壮観です。国の史跡として現在整備が進む史跡・常呂遺跡をケーススタディとして、文化遺産の保護についても学びます。 文化遺産は化石化した歴史ではありません。文化遺産を通じて人と自然の相互作用を読み解くことができ、そこから現在や未来を照らす多くの示唆を得ることができます。オホーツク地域を舞台に、文化遺産の今日的解読に取り組んでみましょう。 受講態度(50%)及び最終日のレポート(50%)により評価。 教科書は使用しない。/Will not use textbook 特定日に行う。/Will conduct guidance at another time S オホーツクの自然と文化遺産に学ぶ 森先 一貴 時間割コード 時間割コード 全学体験ゼミナール 31713 授業の目標概要 成績評価方法 教科書 ガイダンス 31717 授業の目標概要 成績評価方法 教科書 ガイダンス 開講 東京大学アントレプレナーシップ・サマー・ブートキャンプ 開講 Summer Bootcamp) ■全学体験ゼミナールを履修する場合は、必ずUTASでシラバスを参照し、本冊子には掲載されていない詳細な授業内容等を確認したうえで、履修登録を行ってください。 【注意】この授業は開講日程の都合上、成績が所定の確認日より後に公開される見込みが高いので留意すること。特に2年生は本科目の成績が進学選択が可能となる条件に含まれない見込が高いので、履修にあたっては十分に注意すること。 世界が直面する様々な問題の課題解決に主体的に貢献できるベンチャーマインドに溢れた東大生を育成するために、学部1・2年生を対象としたアントレプレナーシップ教育の夏期短期集中プログラム(ブートキャンプ)を実施します。 本プログラムでは、実践的なイノベーションの方法などの理解をした上で、社会課題の解決に向けて具体的にアプローチします。特徴的なのは、東京大学の教員陣に加え、日本IBM株式会社の実務者が連携して直接指導に加わることです。これにより、実務的な側面も含めて、現代社会が直面する課題への解決プロセスを体験的に学ぶことができます。 3日間の集中プログラムの中で、まずアントレプレナーシップ教育で有名なバブソン大学の山川恭弘准教授による講義などを通じて起業において重要な考え方を学び、アイデアを行動に移すための実践的な手法を習得します。その後、日本IBMの社員との協働セッションを通じて、実際の社会課題に対する解決策の創出から実行計画の立案まで、段階的に取り組みます。グループワークでは、日本IBMの実務者との直接的な対話を通じて、ビジネスの現場における課題解決の視点や経験から学ぶ機会が提供されます。 最終日には若手起業家による講演も予定されており、実際に社会で活躍する起業家の経験談や質疑応答から、授業内での活動と実践を結びつける具体的な示唆を得ることができます。本プログラムを通じて、社会課題の本質的な理解から、創造的な解決策の立案、そして実践可能なアクションプランの策定まで、一連のイノベーションプロセスを体験的に学習することができます。 このブートキャンプは、単なる知識の習得にとどまらず、実際の行動につながる実践的なスキルの獲得を重視するものです。参加者は、多様な視点からの学びと実践的な経験を通じて、将来のイノベーターとしての基礎的な素養を身につけることができます。 【注意点】 ・本授業は2025年8月1日(金)、4日(月)、 5日(火)の夏期集中で行う予定です ・グループ分けをスムーズに行うため、履修者に対して事前にアンケートを取る予定です ------------------------------------------------------------ ※このゼミは4月7日(月)6限(18:45~)Zoomで行われる工学部合同説明会への参加を予定しています。 ZoomのURLは後日UTAS掲示板のお知らせにて周知いたします。 ----------------------------------------------------------- 1. クラス討議での貢献(30%) 2. 演習・グループワークでの貢献(30%) 3. レポート(40%) 教科書は使用しない。/Will not use textbook 第一回授業日に行う。/Will conduct guidance at first time 講義題目 講義題目 担当教員 吉田 塁、 木見田 康治 担当教員 所属 曜限 単位 工学部 集中 所属 曜限 単位 集中 文学部 2 2 対象 対象
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