2025Sシラバス
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1年 文科 理科 S 2年 文科 理科 ■全学体験ゼミナールを履修する場合は、必ずUTASでシラバスを参照し、本冊子には掲載されていない詳細な授業内容等を確認したうえで、履修登録を行ってください。 【注意】この授業は開講日程の都合上、成績が所定の確認日より後に公開される見込みが高いので留意すること。特に2年生は本科目の成績が進学選択が可能となる条件に含まれない見込が高いので、履修にあたっては十分に注意すること。 ◆この授業の概要 講義名の通り「福島を見る・食べる・学ぶ・遊ぶ」ことを通して、福島について主体的・対話的に深く学びます。 扱われるのは、福島の地域史、食や風習、政治・経済・メディア教育等々、3.11後の課題や変化以外も含めたあらゆる角度からの福島です。 具体的には、 ・座学(数回) ・フィールドワーク(数回) ・イベント参加を通した実践 というプロセスを通し、地域コミュニティとつながり自分たち自身もコミュニティを形成(「福島部」化していく)の過程に身を置く中で、学際的に一つのエリア・テーマを多角的に見て、そこから新たな知見を得る経験ができます。 ◆この授業の背景と意図 講師はこの20年ほど、福島をフィールドにした人文・社会科学的研究を続けてきました。15年前に3.11(東日本大震災・東京電力福島第一原発事故)がありましたが、それ以前からの福島、近年徐々に鮮明になりつつある災害を乗り越えた新たな福島をも対象に通時的に調査や実践を重ねてきました。 その中で常に重要な要素として存在してきたのは「コミュニティづくり」です。災害復興はもちろん、研究も教育・学びも、もちろん政治・行政も経済も、いかに人のつながり、コミュニティをつくり、持続可能な形にするのかが全てを決める、といっても過言ではない現実を見てきました。 学ぶことで人のつながりができ、飲み食いするなど時間をすごすことで、さらにそこから学びが深まり、その先に研究がうまれ、それ自体が「遊び」のように楽しくもなっていく。例えばそういう循環が生まれる先に、当初は頑として動きそうもない扉がすんなりと開いていくような瞬間を何度も見てきました。 授業の枠内でできることは限られますが、3.11にとどまらない多様な福島の側面について研究を続けてきた講師が、座学と現地訪問とを組み合わせて多角的にガイドする中で、一つの食材(フィールド)をあらゆる角度から切り刻み、知る限りの方法を駆使しながら徹底的に料理する魅力を伝えるよう努力する中で、それを五感で感じ、人にも伝えられる力を養って頂ければと思います。 ※ガイダンスは担当教員の他のSセメ開講科目の内容とあわせてオンラインにて実施します。 4月1日までに以下のURLに動画をアップロードしますのでご参照ください。 https://docs.google.com/document/d/17nG-3b_xIVgmlc 以下の割合で評価します。 ▼授業参加 100% 毎回、何らかのアウトプットが求められることになるので、欠席すれば自動的に点数は減ることになります。 ただし、コロナ感染等明確な欠席理由があり、出席の代替措置を希望する場合は、都度事前にメールにてご相談ください。 教科書は使用しない。/Will not use textbook 第一回授業日に行う。/Will conduct guidance at first time 時間割コード 全学体験ゼミナール 31670 授業の目標概要 成績評価方法 教科書 ガイダンス 開講 東大福島部:福島を見る・食べる・学ぶ・遊ぶ 講義題目 担当教員 開沼 博 所属 曜限 単位 集中 情報学環 2 対象

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