潮 秀樹、 1年 文科 理科 2年 文科 理科 金 2 S 時間割コード 全学自由研究ゼミナール 31738 授業の目標概要 皆さん、これから人類はどのように地球上で生きていったら良いと思いますか?本講義は、そんな疑問を持った学生の成績評価方法 教科書 ガイダンス 開講 地球医のすすめ:タネ蒔く農皆さんと一緒に、農学の観点から地球の未来を考えることを目標としています。 『農学』とは、有限な資源を前提として、人類の安定した生存と心地よい生活に貢献する「実学」です。生物が生息している空間は、すべて農学がカバーすべき学問領域であり、分子、細胞、組織、個体レベルは言うまでもなく生態系、そして地球レベルに至るまでが、研究対象となっています。農学では、自然科学だけではなく、社会・経済学、そして人文学の手法も動員して、総合科学的に問題を捉える必要があります。 人類は誕生以来,微生物,植物や動物,鉱物など,地球上のあらゆる「もの」を利用して生きてきました。この活動は人類の生活を豊かにすると同時に,経済価値を優先した産業開発が,私たちのかけがえのない地球に大きなダメージを与えてきたことは、皆が認めるところだと思います。この危機に行政的には、生物多様性の観点から「愛知目標」や「科学と政策の統合(IPBES)」、人間活動の観点から「持続可能な開発目標(SDGs)」などが設定されました。人類の衣食住を多方面から支えてきた学問領域『農学』においても,持続可能で環境調和型の科学技術の確立が喫緊の課題となっています。そういう意味では、ヒトを含めた生物の共存共生のため、地球上の生物資源を利用することで起こした問題を俯瞰的に洗い出して,総合科学の力で解決していくことが、「農学」の使命といえます。こういう観点から、農学部では、100年後の地球を考える、One Earth Guardians育成プログラムを推進しています。 農学部は多くの専修や専攻、附属施設から構成されています。この講義は、農学部の広報室メンバーの教員を中心に、農学部教員の有志が担当します。本講義では、生物の共存共生に今後我々人類が何をしていくべきかを抽出した後、いろいろな専修・専攻・附属施設の教員が、それぞれの課題の解決法につながるような農学領域の情報を提供し、これを基に出席者が農学を通じて地球のために何ができるかを考え、議論、解決法を提案することを最終ゴールとしています。 出席と意見交換、提案の策定 教科書は使用しない。/Will not use textbook 第一回授業日に行う。/Will conduct guidance at first time 講義題目 学部有志 担当教員 吉岡 拓如、 乃田 啓吾、 加藤 洋一郎、 萬木 孝雄、 田中 智、 五十嵐 圭日子、岩田 洋佳、 橋本 禅 所属 農学部 曜限 単位 対象 2
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