1年 文科 理科 木 5 Ｓ 2年 文科 理科 授業の目標概要 「公務員」という仕事に対しては様々なイメージが持たれ、昨今その意味が問われている。その中には、労働条件の厳しさや、「政治・官邸主導」への転換に伴う裁量の限界も含まれるかもしれない。一方、公共への奉仕者である公務員は、政策立案・実施過程で重要な役割を継続して担っており、政治家との協働、世論への配慮も含めながら積極的な役割を演じている。その実態を把握することで日本の政策立案の状況をより正確に把握するとともに、職業としての「公務員」、ひいて日本の「公共」に対する理解を深めることが本演習の目的である。 この演習は、行政の仕組み、及び政策立案の実情等に関心を持つ学生、国際公務員を含めた公務員にキャリアパスとしての関心を持つ学生等を広く対象としている（キャリアとして公務員を志望している必要はない）。現役の官僚や、官僚出身のビジネスリーダー・政治家によるオムニバス講義と質疑応答を通して、公務員としての働き方やその意義への理解・興味を深めることを目的とする。特に以下の３点に留意する。 １. 最新の政策課題について、政策論や、政策を遂行する上での政策立案過程・政策執行過程への解像度を高める。 ２.実際に職務に従事する公務員の方々の話を聞く機会を持ちそのキャリアパスや働き方の実際についての理解を深める（、キャリア選択の一助とすることもできる）。 ３. 広く行政における活動、並びに「職業としての公務員」に興味を持つ学生相互間、あるいは学生と公務員の間での積極的な交流を図る。 予備知識は必要ない。文理を問わず、幅広く日本の政策立案過程及び職業としての公務員への理解を深める演習となることを企図している。 各自はすべての回に出席し、その成果についてレポートを作成して提出する。 教科書は使用しない。／Will not use textbook 第一回授業日に行う。／Will conduct guidance at first time 1年 文科 理科 木 5 員 Ｓ 2年 文科 理科 授業の目標概要 このゼミは対面で行います。説明会は第一週にオンラインで開催します。もっとも体調など個々の学生の状況に応じて、オンラインでの参加を認めてハイブリッドで開催することもあります。なお、授業前にオンラインでの講義や打ち合わせがある学生については、東大先端研の牧原研究室でオンラインで視聴するスペースを用意しますので、事前に申し出た上でオンラインの打ち合わせなどに参加した上で、対面のゼミに参加して下さい。 牧原研のYouTubeチャンネルに、ゼミの概要を配信しています。 URLはhttps://www.youtube.com/channel/UCjmHAPyMqKTnE1NKAK_k6hgなど、過去のものも含めて適宜参照してみてください。どうしても説明会に参加できないが（できなかったが）受講を希望する学生については、個別にcontact@pha.rcast.u-tokyo.ac.jpまでご連絡ください。 今年で１３年目となるこのゼミでは、多読、乱読、ときに精読を心がけ、古今東西の政治学に関する本を「読み紡ぐ」そして「読み破る」ことを目標にします。「読み紡ぐ」は歴史をひもとき、互いの議論をｔないでいくという意味をこめ、「読み破る」はこれまでの自分の読みを乗り越えていくことを目標としています。毎週１冊本を読んで短いペーパーを書いて全員が事前にそれを読んだ後、ゼミが始まります。ゼミでは、いくつかのペーパーを取り上げて、全学生が意見を言う、質問をする、応答する、質問を重ねる、といった議論を繰り返します。もちろん人の意見をじっくり聞くことも大事です。教員はできるだけ議事進行に努めますが、ここぞというときには今学生に必要と判断したコメントを出すようにします。学生同士の議論が基本です。そこから何が得られるのでしょうか。もちろん政治と政治学についてよりよい読みを目指して理解を深めることはとりあえずの目標です。しかしそれだけではありません。まずは自分の考えを構築してみましょう。その上で他の学生からの質問に驚いたり新たに考えたりすることで、一冊の本に対する多様な理解があることを知るでしょう。集合知としての本に対する理解というものがあることに気づいてほしいと思います。そこから初めて自分の読みが広がります。このように自分の読みを深め広げることこそが、これから勉学を深めたり、研究に踏み込んだり、自分の人生を生きぬく力を得ることができるのです。 こうした読書とそれについての思索・議論は、海外の大学の授業では基本的な開講形態です。また文理の学問分野の違いから言えば、このゼミでの読書とそれについての議論とは、理系にとっての実験がそうであるように、文系にとっての「実技」です。理系の人は、もう一つの「実験」の授業と思って参加していただいてかまいません。読書自体は特別なことではないのですが、毎回気心の知れた多くのメンバーと読書して語り合う経験は、皆さんにとって特別貴重な経験となるでしょう。 ゼミでは、そのためにいろいろな仕掛けを用意しています。ゼミ生同士で読書会をしたい人たちは、先端研の牧原研の自習室を自由に利用することができます。ゼミでは著者同席の回や、「私の勧める一冊」という回もあるでしょう。ゼミ終了後恒例のアフター・ブック・サロン、その他ブック・トリップ、ラボ・アドヴェンチャーも可能な範囲で行うことを考えています。すでの多くの修了生がいますが、これらは修了生も一部参加することがあり、読書を重ねた先輩からいろいろな話を聞いたり、議論したりすることができるでしょう。また、夏休みには「合宿」（宿泊が難しい場合は、一日講義室でゼミを行う形をとります）を行います。合宿で何をするかは未定ですが、ここ数年、夏合宿は重要と目される本の集中的な講読、後期に継続開講するゼミでの冬合宿は本に関するドキュメンタリーを製作することが課題でした。 ※受講人数：あらかじめ制限はしない。 平常点による。 教科書は使用しない。／Will not use textbook 第一回授業日に行う。／Will conduct guidance at first time 時間割コード 時間割コード 全学自由研究ゼミナール 31794 成績評価方法 教科書 ガイダンス 31796 成績評価方法 教科書 ガイダンス 開講 公共への奉仕者 公務員の世界 / Public 開講 読み紡ぐ政治学・読み破る政治学 －多読・乱読・精読そして議論を楽しむゼミ－ Servants: The World of Civil Service 講義題目 講義題目 担当教員 武見 綾子 担当教牧原 出 所属 先端科学技術研究センター 所属 先端科学技術研究センター 曜限 単位 対象 曜限 単位 対象 2 2
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