1年 文科 理科 S インターセクショナリティ概論 2年 文科 理科 授業の目標概要 インターセクショナリティ(intersectionality)とは、人種やエスニシティ、ジェンダー、セクシュアリティ、階級、障害といったさまざまな権力の「交差性」を指し、これらが人びとの関係や日常的な経験に対してどのように影響を及ぼすのかを検討する概念であり、分析ツールでもある。 近年、インターセクショナリティは英語圏だけでなく日本でも関心を集め、学術雑誌や記事の特集、専門書の翻訳などが相次いでいる。しかし英語由来の概念を日本に「応用する」ことへの批判、分析ツールとして「不十分である」とする批判、さらには不理解や誤解に起因する不適切な「利用」も少なくない。 このゼミでは、人種やエスニシティ、階級、ジェンダーやセクシュアリティの交差的な相互作用と格闘してきたブラックフェミニズムの運動や思想を手がかりに、インターセクショナリティの来歴を確認するところから始める。次に、インターセクショナリティの学術領域における展開に注目し、資本主義と植民地主義と家父長制の交差性を批判的に探求する論考を読み解く。最後に、インターセクショナリティを取り入れた日本の研究成果を検討する。 以上の探求をとおして、単一的で普遍的な「主体」を想定したりシングル・イシューの政治を志向したりするのではなく、さまざまな権力関係がいかに相互に連関し合っているかを認識し、社会正義を実現するためのラディカルな思考力を養う。 授業に対する貢献度(発表やディスカッションへの参加)で評価する。 教科書は使用しない。/Will not use textbook 第一回授業日に行う。/Will conduct guidance at first time 1年 文科 理科 2年 文科 理科 火 5 S 時間割コード 時間割コード 全学自由研究ゼミナール 31765 成績評価方法 教科書 ガイダンス 31666 授業の目標概要 音楽を真剣に扱うことを教授する。東京藝術大学は音楽学部1学年250名のうち卒業直後に音楽で職がある者は片手に満たない。毎年の様に教養学部関係から「このコマは芸術家を育てるのではなく」といった社会の実勢とかけ離れた注記がやってくるが、高校まで関連の基礎のない駒場生全般を対象に、そんなことが出来るわけがない。では「カラオケ発散の楽しみ方」をなぞらせればよいか?といえば、そういうことは一切ない。駒場以降、諸君は何等かの専門で社会に出、一定の責任をもって人生航路を進まれるだろう。そういう折、多様な局面で役に立つことを期待する、プロフェッショナルとしての音楽の向き合い方を実技を含めて教授する。前学期でいえば小中高校生時代からアンサンブルしている芸大院生たちがゲストで参加、フォーレの弦楽四重奏曲を東大生4人、専門人4人 8人のマスターコースでレッスンしたりもした。 参加と実習参加 教科書は使用しない。/Will not use textbook 特に行わない。/Will not conduct guidance 成績評価方法 教科書 ガイダンス 開講 開講 作曲・指揮 スペクトラル・コンダクティング、アンサンブル・ソルフェージュ レアリザシオンと生の転倒戦略 講義題目 講義題目 担当教員 福永 玄弥 教養教育高度化機構 火 4 担当教員 伊東 乾 所属 所属 情報学環 曜限 単位 対象 曜限 単位 対象 2 2
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