2025Sシラバス
382/486

1年 文科 理科 木 4 S 2年 文科 理科 授業の目標概要 【概要】 東京大学の地震研究所と史料編纂所が連携して設立された地震火山史料連携研究機構では、地震、火山および歴史の研究者が協力して史料の収集・編纂と分析と、地震活動や火山活動の長期的な情報を提供するデータベースの構築を行っている。 この連携研究機構が提供する講義では、歴史資料(史料)を用いた地震・火山噴火の研究について、背景となる知識やこれまでの成果、今後の展望について解説する。全体を理解するために必要な概論ののち、日本海溝・千島海溝、南海トラフ、内陸活断層や首都圏で発生する地震、富士山や浅間山の噴火などについて、具体的な事例-貞観地震、慶長の豊後地震と畿内(伏見)地震、宝永・安政の南海地震、安政の江戸地震、宝永の富士山噴火や天明の浅間山噴火など-を取り上げ、歴史学および地震学・火山学のそれぞれの立場から説明する。どのように歴史資料を読みとき、どのように現象を理解するのかを学び、また、異分野融合研究の意義や在り方に触れる。 授業は、杉森玲子(史料編纂所)・及川 亘(史料編纂所)・古村孝志(地震研究所)・三宅弘恵(地震研究所)・大邑潤三(地震研究所)・前野 深(地震研究所)が分担する。【目標】・歴史学や地震学・火山学の基礎を、具体的な事例を通して学ぶ・複数の研究分野からのアプローチでより深く現象を理解できることを知る・これらの研究のおもしろさや解決すべき課題について考える【こんな人に来てほしい】 文系理系を問わず、歴史、地球、防災などに関心のある人。また、本や資料を読むのが好きな人、観察や観測をもとに推理するのが好きな人など。(参考)地震火山史料連携研究機構の概要 地震火山史料連携研究機構は、東京大学の地震研究所と史料編纂所が連携して設立されました。この学際的な研究機構では、歴史学者と地震学者が協力して史料の収集・編纂と分析を実施し、日本における地震活動や火山活動の長期的な情報を提供できる科学的なデータベースを構築しています。このような歴史時代のデータは、地震や火山の危険性の長期的な予測には不可欠です。 ・毎回の講義の課題への回答状況・レポートレポートの内容(予定):講義で扱った地震(噴火)の一つを選び、レポートを作成する。講義内容に自分で調べたことを加えてまとめること。 次の教科書を使用する。/Will use the following textbook加納靖之・杉森玲子・榎原雅治・佐竹健治歴史のなかの地震・噴火東京大学出版会9784130637169※スライドや配布資料で必要な情報は提供する予定。 第一回授業日に行う。/Will conduct guidance at first time 1年 文科 理科 2年 文科 理科 木 5 郡 宏、 S 時間割コード 時間割コード 学術フロンティア講義 31782 成績評価方法 教科書 ガイダンス 31695 授業の目標概要 (※1/29:この欄は現在調整中です)数理工学とは,工学的問題解決のための数理的手法を(必要とあれば新しい概念や原理も)創り出す学問のことです.(http://www.keisu.t.u-tokyo.ac.jp/ も参照してくだい.) 本講義では,数理工学において,どのようにして,新しい原理や数理的手法が開発され,発展していったか(発展しつつあるか)について,実例を交えて解説します.とくに,以下の7つの話題を扱います.[数理工学のすすめガイダンス + 数値解析入門]科学・工学で現れる多くの数学的問題は,計算機の助けなしには解けません.「数値解析」は,そのために計算機で数学の問題をどう解くかを考える学問です.この「数値解析」の初歩を学びます.[簡潔データ構造]ビッグデータを圧縮したまま処理するデータ構造について説明する.[統計モデリング入門]データをもとに現象の理解や予測を行うための統計モデリングの考え方について、いくつかの例を用いて解説します。[可制御性スコア]可制御性スコアはある凸最適化問題の一意解で,大規模ネットワークの状態ノードの重要度を可制御性の観点から定量化する新概念です.この概念について説明します.[動的現象のモデリング入門]自然,人工物,社会には複雑な動的現象が多く存在し,それらを理解・制御するためには数理モデリングと解析が不可欠です.モデリングがどのようになされるか,またどのような解析方法があるのか,いくつかの例を用いて解説します。[計算幾何学入門]科学・工学の諸問題に現れる幾何データを計算機上で効率的に取り扱うための理論やアルゴリズムを、いくつかの例を用いて解説します。[暗号と量子アルゴリズム]暗号理論の概要と量子アルゴリズムによる影響を踏まえた近年の研究状況を説明し、暗号の安全性と関わりのある量子アルゴリズムの説明を行います。 ------------------------------------------------------------ ※このゼミは4月8日(火)6限(18:45~)Zoomで行われる工学部合同説明会への参加を予定しています。ZoomのURLは後日UTAS掲示板のお知らせにて周知いたします。 ------------------------------------------------------------ 7テーマの講義のうち4テーマについて,講義内容のまとめと感想,自分自身でさらに調べた事,講義中の例題の解などをレポート形式で提出する.詳しくはUTOLを参照. 教科書は使用しない。/Will not use textbook 第一回授業日に行う。/Will conduct guidance at first time 成績評価方法 教科書 ガイダンス 開講 歴史資料と地震・火山噴火 開講 数理工学のすすめ 講義題目 講義題目 担当教員 前野 深 担当教員 松尾 宇泰、 佐藤 一宏、 高安 敦、 定兼 邦彦、 駒木 文保、 山西 健司 所属 地震研究所 所属 工学部 曜限 単位 対象 曜限 単位 対象 2 2

元のページ  ../index.html#382

このブックを見る