1年 文科 理科 2年 文科 理科 水 5 S 1年 文科 理科 2年 文科 理科 金 5 S 時間割コード 時間割コード 総合科目 D(人間・環境) 31486 講義題目 授業の目標概要 成績評価方法 教科書 ガイダンス 31487 講義題目 授業の目標概要 成績評価方法 教科書 ガイダンス 開講 授業科目名 環境と生物資源 開講 授業科目名 食糧と環境 生物多様性と保全 いま、地球環境は激変の時代にあり、生態系の劣化や生物種の絶滅が急速に進んでいる。これは我々人類にとっても重大な問題となっている。水、土、大気、食糧、どれをとっても我々の生活に不可欠であり、そうした「自然の恵み」を抜きにして人類の将来を語ることはできないからである。本講義では、特に生物の豊かさを意味する「生物多様性」に焦点を当て、それが維持されている仕組みや、劣化の実態とその背景要因、生物多様性の保全や再生、そして持続的な利用の在り方の視点から、生物と人間社会の関係について語る。 具体的には、初回で講義全体の枠組みを概説し、その他の回では海、山、里山、都市といった現場に焦点を当て、それぞれの生態系の構造や機能、そこで起きている諸問題とその解決法を紹介する。また、生物多様性保全のための生態学理論について実例をあげながら紹介する回も設けている。 レポートに出席点を加味 教科書は使用しない。/Will not use textbook 特に行わない。/Will not conduct guidance 海洋生物資源の特性と利用 地球表面積の70%を占める水圏(海洋および陸水)は、潮干帯から沿岸、外洋、深海、熱帯域、極域、陸水に至る多様で変異に富む環境で構成される。そして、これらの水温、塩分、水圧等の大きく異なる棲息環境に、バクテリア、プランクトンなどの微小な生物から各種の無脊椎動物、魚類、大型ほ乳類に至る多種多様な生物が進化的に適応放散し、独自の生活史を発展させてきた。 水圏には地球上のほぼすべての動物門が棲息しており、その多様性は陸上の比ではない。また、中には、水中での生活を可能にするため陸上生物では見られない特殊な器官やユニークな代謝経路、生活史を発達させた種も多い。そして、これら多様な生物の相互作用により、複雑で豊かな生態系が形成されてきた。そのため、水圏生態系には未解明の現象が膨大に残されており、そこにこそ未知の利用可能性や新たな研究領域の発展可能性を秘めたフロンティアが存在する。 一方、広大に見える水圏でも、そこに棲息する生物量は有限である。水圏生態系における物質循環および生物生産の仕組みを理解し、ヒトと水圏生態系の関わりあい方、および再生可能資源としての水圏生物の持続的有効利用のあり方を探ることは、これからの自然共生型の持続可能な社会を構築していくうえでの鍵となる。 本講義では、水圏に棲息する生物およびそれをとりまく環境を対象に、(1)水圏環境および生態系内での物質循環と生物生産について理解すること、(2)食料資源、生化学資源、エネルギー資源などの観点から水圏生物の持続的有効利用に向けた最近の知見の習得を目標に授業を進める。 出席状況および講義終了後に出される期末レポートの内容をもとに評価する。 教科書は使用しない。/Will not use textbook 第一回授業日に行う。/Will conduct guidance at first time 担当教員 瀧本 岳、 安田 仁奈、内田 健太、鈴木 牧、 藤田 剛、 平瀬 祥太朗 担当教員 伊藤 直樹、岡田 茂、 木下 滋晴、高橋 一生、黒木 真理 所属 農学部 所属 農学部 曜限 曜限 対象 対象
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