1年 文科 理科 S 2年 文科 理科 1年 文科 理科 2年 文科 理科 S 時間割コード 時間割コード 総合科目 A(思想・芸術) 31499 講義題目 授業の目標概要 成績評価方法 教科書 ガイダンス 31822 講義題目 授業の目標概要 成績評価方法 教科書 ガイダンス 開講 授業科目名 性の政治Ⅰ 開講 授業科目名 性と身体Ⅱ クィア理論 この講義では、フェミニスト/クィア・スタディーズにおける基本的な概念やトピック、議論を概観する。この際、とりわけインターセクショナルな分析の重要性に焦点をあてる。 そうすることで、ジェンダーやセクシュアリティが私たちの生活にいかに密接に関わるかを理解し、フェミニスト/クィア・スタディーズの視座から文化的事象を分析できるようにする。 具体的な到達目標は以下の通り。 ・フェミニスト/クィア・スタディーズにおける基本的な概念やトピックを理解し、現代文化を批判的に分析する ・社会規範に対する批判的な姿勢を身に付ける ・広義の社会正義にコミットするための土台を作る ・多様性の重要性を意識しつつ、また、その理念が現実化されていない現況を批判的に考察しつつ、その名のもとで見えなくされる特定の存在や身体について考える 【評価割合】 授業への積極的参与: 20% コメント: 20% ジャーナル: 20% ターム・ペーパー(学期末論文): 40% 【成績評価についての注意】 ・連絡なく全授業回の3分の1以上欠席した場合、単位を与えない。 ・講師の警告を無視して、議論やコメントにおいて意図的に差別発言を繰り返した場合、単位を与えない(「授業の目標、概要」を参照されたい)。 ・ターム・ペーパーに極めて悪質な剽窃があった場合は、ターム・ペーパーの点数だけでなく、単位自体も与えない(「授業の目標、概要」を参照されたい)。 【課題についての説明】 ・「コメント」では、当該回の内容について質問、批判、感想などを自由に記述してもらう。 ・「ジャーナル」とは、各回終了後に授業内容を振り返って書く、〈ツイート〉のようなものである。「コメント」と内容が被っても構わないが、できれば、授業で学んだ内容を通じて、自分の生活や体験を捉え直すことが望ましい。 ・「コメント」及び「ジャーナル」は、UTOL(UTokyo LMS)を通じて提出してもらう予定。 ・「ターム・ペーパー(学期末論文)」は、着眼点のオリジナリティ、論述構成の明確さ、参考資料の充実度や適切さなどを基準として、総合的に評価する。 教科書は使用しない。/Will not use textbook 第一回授業日に行う。/Will conduct guidance at first time トランスジェンダー・スタディーズ トランスジェンダー・スタディーズは、フェミニズム/クィア理論の流れを一方で汲みながら、トランスジェンダーの人々にとって独自の問題系に取り組み、トランス・アクティヴィズムの歴史を背景に発展してきた分野である。この科目では、トランスジェンダーをめぐる歴史や理論に関する文献購読をメインに授業を進める。担当教員が重要な概念や議論を紹介したうえで、少人数でのディスカッションを行う。 具体的な内容としては、購読の前半では、主にアメリカにおけるトランス医療の発展、フェミニズムとの相克、90年代トランスジェンダー運動の展開を扱う。後半では、日本における性同一性障害医療の進展と性同一性障害特例法の成立をめぐる議論も対象とする。 近年、トランスジェンダーに関する社会的関心がトランスナショナルに高まりを見せる中、日本においてもその性/生を一元的に捉えたり病理化したりする文化的背景のもとで嫌悪や差別が深刻化している。トランスジェンダーの人々が直面する様々な制度的・社会的・文化的な障壁への考察を促しつつ、性別移行に関わる医療と法律のあり方や、フェミニズムとトランスの運動の関係などをめぐり、歴史的背景を踏まえた批判的思考力を身につけることを目的とする。 授業への参加貢献度:50% 期末レポート:50% 教科書は使用しない。/Will not use textbook 特に行わない。/Will not conduct guidance 担当教員 羽生 有希 教養教育高度化機構 金 2 担当教員 山田 秀頌 教養教育高度化機構 木 5 所属 所属 曜限 曜限 対象 対象
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