2025Sシラバス
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2年 文科 理科 火 4 S 時間割コード 展開科目 自然科学ゼミナール 31444 講義題目 授業の目標概要 成績評価方法 教科書 ガイダンス 開講 授業科目名 自然科学ゼミナール(情報科学) AI以降の基礎教育を創る:21世紀の「緑表紙」よみ・かき・そろばん・基礎数理 中学修了時点の数学で、役に立つものがどれくらいあるか? あるいは高校修了時点の数学は実生活で役に立つだろう? 駒場教養修了時点の数学は後期課程の応用などに役だつという建付けだから、具体的に使えるようになるのは大学3年以降までお預け、が日本の教育制度なのか? 現実には、大学入試の理科は中学数学の計算しか出てこない。「使えない」のではなく「使えることを教えない」ことに本質的な問題がある。翻って考えれば小学校の算数は応用問題があり、実生活に役だつ事例が多数引かれてはいなかったか? 小学校だけ使えることを教え、その後は大学卒業までほぼそれがなく、大学院に進んだあたりでようやく生き生きとした応用と出会う・・・こんなクレージーな教育制度を後生大事にしているのはっ残念ながら我が国だけの固有の風習で、背景には1930年代以降、日本の教育が被って来た100年の災難が存在する。本コースでは、甘利俊一教授(本学計数工学科)白川英樹教授(筑波大学物質系)榊裕之教授(本学生研)など担当者が学生時代からご指導頂いてきたパイオニアにもアドヴァイス頂きながら担当者が責任を持つ、日本の小中高等学校の算数・数学教科書の全面改訂を履修者とともに考える。正解はない=あなたの考えが未来を切り開く可能性が正味であると思う。 出席、授業への参加と発表/レポート。3回続けて無言 といった学生が存在できないような、欧米大学ゼミナールの学風であり、積極的に参加する学生を歓迎する。 教科書は使用しない。/Will not use textbook 第一回授業日に行う。/Will conduct guidance at first time 担当教員 伊東 乾 所属 情報学環 曜限 対象

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