2年 文科 理科 金 5 S 2年 文科 理科 月 5 S 時間割コード 時間割コード 展開科目 人文科学ゼミナール 31215 講義題目 授業の目標概要 成績評価方法 教科書 ガイダンス 30217 講義題目 授業の目標概要 成績評価方法 教科書 ガイダンス 開講 授業科目名 人文科学ゼミナール(文化人類学) 開講 授業科目名 人文科学ゼミナール(データ分析) 研究入門――民族誌精読 英語で書かれた現代の民族誌をスロー・リーディングの方法でじっくり精読しながら、人類学の核となる〈フィールドワーク〉と〈民族誌を書く〉という実践について、深く理解することを目指します。 主に取り上げる作品は、Lisa Stevensonの『Life Beside Itself: Imagining Care in the Canadian Arctic(2014)』です(https://www.ucpress.edu/books/life-beside-itself/paper)。舞台は、カナダ政府による国民化政策、とくに結核流行を契機とした医療・福祉政策を受けて大きく変貌してきたカナダ東部極北圏です。著者は1990年代以降アルコール・麻薬依存や自殺が深刻化したこの地において、イヌイットの若者たちのあいだでフィールドワークを行ってきました。 古典というよりも現代的な作品で、フィールドワークや民族誌を書くことの難しさと同時に、その可能性や創造性についても示唆を与えてくれます。さまざまな読み方ができますが、広く人類学という学問分野、書くことの権力性と別様の書き方(writing otherwise)、方法としてのイメージ、植民地主義と生政治、ケアなどのテーマと関連があります。 目次 Prologue: Between Two Women Acknowledgments Introduction 1. Facts and Images 2. Cooperating 3. Anonymous Care 4. Life-of-the-Name 5. Why Two Clocks? 6. Song Epilogue: Writing on Styrofoam 授業中の発表(40%)とディスカッションへの貢献度(60%)で評価を行う。 授業中に指示をする。/Will specify at class time 第一回授業日に行う。/Will conduct guidance at first time 統計とフィールドワークから探る日本の漁業・漁村の構造変化 日本の漁業は,長期的・巨視的にみると高度経済成長期以降,漁業従事者の高齢化・大幅な減少,漁獲高の減少といった形で,産業としての規模を縮小させてきた.しかし日本の国土を見渡せば,漁業が現在も基幹的な産業としての地位を維持し,今後のあり方を模索している地域も少なくない.本授業では,漁業を基幹産業の1つとする特定の地域を取り上げ,概ね高度経済成長期前後から今日に至る漁業・漁村の構造変化を,国勢調査,漁業センサスなどの基礎的統計のオリジナルな分析を通じて客観的に把握する.その上で,3泊4日程度の合宿による人文地理学的なフィールドワークを組み合わせ,漁業・漁村の構造変化や現状の理解の深化をはかるとともに,漁業・漁村が抱える課題や今後の方向性を議論する.なお実習を中心とした授業であるため,効果的な指導を行うために受講希望者多数の場合は選抜を行う(10名程度).受講希望者は,第1回授業で指示する内容の受講希望票を,第1回授業終了後の指定した期日までに提出すること.選抜が必要な場合はその内容に基づき行い,第2回授業開始までに受講許可者を確定,掲示等で告知する.また本授業は人文地理学教室が所有する紙媒体の統計資料や大判の地図を用いることもあり,対面での授業とフィールドワークに参加可能な学生に履修者を限定する. 授業における課題への取り組みを総合的に評価する. 教科書は使用しない。/Will not use textbook 第一回授業日に行う。/Will conduct guidance at first time 担当教員 中村 沙絵 担当教員 永田 淳嗣 所属 文化人類学 所属 人文地理学 曜限 曜限 対象 対象
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