2年 文科 理科 火 2 2年 文科 理科 金 5 S 時間割コード 時間割コード 展開科目 人文科学ゼミナール 展開科目 人文科学ゼミナール 31434 S 講義題目 授業の目標概要 日本において考古学は歴史学の一つとして捉えられているが、人類学や遺伝学、年代測定を含む分析科学などの広い隣接諸分野との連携をもとに、多角的手法から「過去」にアプローチする学問でもある。遺跡から出土する遺物は土器、石器、金属器などの道具だけでなく、動植物遺存体や人骨など多岐にわたる。それらからできるだけ多くの情報を読み取り、現在から遠い「過去」を読み取り、またその価値をわかりやすく伝えることが求められる。 本演習は、東京大学構内にある遺跡から出土した遺物を材料に、考古学がどのようなことをやる学問なのかを体験してもらい、その面白さに触れてもらうことを目的としている。東京大学のキャンパスには先史時代から近代までの遺跡が所在しており、手に触れることのできる多くの遺物も所蔵されている。基礎的な知識は講義することになるが、最も大事なのは実際に遺物を観察し、それをレポートにまとめる作業を体験してもらうことである。発掘調査がそうであるように、考古学は経験科学の一つと言える。一般にイメージする考古学とは違って地味に思えるかもしれないが、その作業にこそモノから歴史を復元するという行為の魅力が詰まっていることを感じてほしい。また本演習の後半では、遺跡から復元できる情報についてのグループ発表を課す。 出席点(20%)のほか、演習形式での授業参加(40%)および遺物観察のレポートと、博物館展示見学レポートの2本を課す(40%)。 プリントを配布する。/Will distribute handouts 第一回授業日に行う。/Will conduct guidance at first time 成績評価方法 教科書 ガイダンス 31214 講義題目 授業の目標概要 成績評価方法 教科書 ガイダンス 開講 授業科目名 人文科学ゼミナール(歴史学) 開講 授業科目名 人文科学ゼミナール(歴史学) 考古資料から過去を読む カースト研究の今 この授業では、インド社会を語るうえで必ずといってよいほど言及される「カースト」をめぐる先行研究を読みながら、「カースト」の概念や実態、それらの歴史的変遷をいかに理解すべきかを考える。後半部では、関連する一次史料を参照しながら、そこからどのような「カースト」のあり方が垣間見えるのか、それをどのように解釈すべきかを議論する。「カースト」をめぐる膨大な研究・議論の一端に触れながら、また、史料を読み解きながら、歴史学研究の難しさや課題に向き合うとともに、その奥深さや現代とのつながりを感じ取ることを目的とする。 受講人数の制限は特に設けないが、報告者の順番を決めるため、受講予定者は2回目の授業までに参加すること。授業で取り上げる先行研究や史料は英語・日本語のものとする。 出席、報告、ディスカッションへの参加、学期末のレポート課題。演習形式であるため、出席を重視する。 授業中に指示をする。/Will specify at class time 第一回授業日に行う。/Will conduct guidance at first time 担当教員 根岸 洋 担当教員 井坂 理穂 所属 文学部 所属 歴史学 曜限 曜限 対象 対象
元のページ ../index.html#142