2024Sシラバス
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初年次ゼミナール理科 授業の目標・概要 自然科学のフロンティアで未知の物事を相手にしていくためには、それについての体系的な知識を身につけ適切な研究手法を考え出すことができる知的基盤が必要となる。ここでの体系的な知識とは、既存の分野の範囲内にとどまらず、むしろ分野横断的に俯瞰して構築すべきものである。 本ゼミでは、高校までの教育では扱われない「恐竜」を題材に、体系的な知識を構築し研究アイデアを立案する経験を積む。中生代に繁栄しながら絶滅してしまった動物についての謎を解明していくには、現生動物を使った実験的検証(解剖学や、細胞・遺伝子レベルの発生学等)、骨格についての工学的アプローチ、生理機能等についての理論モデルをはじめとしたさまざまな分野、手法を駆使して証拠を得ていく必要がある。その中で、いかに適切な「問い」を見つけ、それを解決するためのアプローチを着想するかが科学者としての腕の見せどころである。 本ゼミにおいて、恐竜は上記の知的基盤を身につけるための題材に過ぎないので、脊椎動物進化に興味がある学生だけでなく、特に恐竜そのものに興味がなくとも多角的な視点や手法を組み合わせて自然科学のフロンティアに挑んでいきたい学生を歓迎します。 初年次ゼミナール理科の評価方法によって評価します。 成績評価方法 授業のキーワード 論文読解型、フィールドワーク型、(学術分野)生物学、地学、(小分類)進化学、形態学、古生物学、脊椎動物、化石、観察 教科書は使用しない。/Will not use textbook 書名 著者(訳者) 出版社 ISBN その他 第1回授業日に行う。ガイダンス教室については掲示板等で告知する。 教科書 ガイダンス 授業の目標・概要 ゲノムとは遺伝子"gene"と全て"-ome"を合わせた造語であり、DNAに含まれる遺伝情報全体のことを指す。それらを網羅的に調べ診断や治療に役立てる医療のことをゲノム医療と言う。ゲノム医療では、患者さんへのカウンセリング、検査説明、同意取得、検体採取、検体処理、データ解析、解釈と検討、結果説明の全過程を多職種で連携して行う。本ゼミナールでは、ゲノム医療を擬似的に体験する中で、情報検索、プレゼンテーション、コミュニケーションの能力を身につけることを目標とする。 出席及びゼミナールにおけるプレゼンテーション、ディスカッションへの参加を総合的に評価する 成績評価方法 授業のキーワード ゲノム、遺伝子、網羅的遺伝子解析、遺伝カウンセリング、がんゲノム、臨床遺伝学 教科書 ガイダンス 教科書は使用しない。/Will not use textbook 書名 著者(訳者) 出版社 ISBN その他 第1回授業日に行う。ガイダンス教室については掲示板等で告知する。 31597 金 3 31604 金 3 恐竜学 やってみよう!ゲノム医療 平沢 達矢 織田 克利、小川 弥穂 理学部 医学部

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