農水産物(植物と魚類)のゲノム編集につい31573 水 2 31606 水 2 授業の目標・概要 農産物(特に作物・有用植物)と水産物(特に魚類)に対するゲノム編集の利用について知り、考え、発表・議論することを通し、研究活動や社会活動を駆動する課題発見力、多角的かつ分析的な視点・思考、プレゼンテーション・ディスカッション力を養うと共に、ゲノム編集等の新技術や農学・農水産業が今後の社会において果たす役割について考察を深めることが本授業の目標です。 ゲノム編集は2020年のノーベル化学賞の基となった技術であり、生物の設計図と言えるゲノムDNAを思い通りに改変することを可能にしうる技術です。トマト、マダイ、トラフグについては、ゲノム編集により機能性成分含量や可食部のサイズが改良された品種が既に日本国内において流通しています。ゲノム編集のツールの開発・改良は世界中で精力的に進められており、ゲノム編集の編集方法や適用可能生物種は拡大しています。ゲノム編集生物を社会利用するための制度の整備・改良も進められています。一方、ゲノム編集生物に対して忌避感を持つ人も一定数あります。本授業では、そのようなゲノム編集に関わる様々なトピックスについて紹介し、それらに関して、個人・グループでの情報収集・ディスカッション・プレゼンテーションに取り組んでいただき、これを通して上述の目標を達成することを目指します。 授業において行っていただくプレゼンテーションの資料・内容と授業への参加度を基に評価します。 成績評価方法 授業のキーワード 問題発見・解決型、ゲノム・遺伝子、農学、植物・魚類、社会実装、科学プレゼンテーション・ディスカッション 教科書は使用しない。/Will not use textbook 書名 著者(訳者) 出版社 ISBN その他 第1回授業日に行う。ガイダンス教室については掲示板等で告知する。 教科書 ガイダンス 授業の目標・概要 【はじめに】 本授業は、「生命科学」の研究分野において「化学」が極めて重要な要素・学問であることを学び、皆さんに「今まで知らなかった"生命化学"」に出会ってもらうことを大きな目的としています。さらに、研究者という職業について深く知ること、また昨今話題となっている研究者のモラルについても考えたいと思います。研究者を公平に評価する"物差し"を皆さんとディスカッションしながら考えていきたいと思っています。 研究者を評価する物差しや化学と生命の融合領域について考えるなかで、アイディアの出し方、グループディスカッションの経験を積んでいただくことを大きな目的としています。 【授業の概要】 以下の2テーマについて、グループワークを行います。 1) 研究者を評価する物差しや化学と生命の融合領域について考える 2)「分子認識化学」「材料化学」「生命科学」をキーワードとする境界領域研究について考える グループディスカッション後、プレゼンテーション・討論することを最終的な目標として設定しています。事前準備(議論、提案、プレゼンなどの訓練)は、基本的には本講義内で行いますが、自宅に持ち帰って作業しても構いません。 初年次ゼミナール理科の評価方法によって評価します。 成績評価方法 授業のキーワード 化学(材料化学・バイオマテリアル)、生命科学、核酸医薬、幹細胞、学者・研究者、グループディスカッション 教科書は使用しない。/Will not use textbook 書名 著者(訳者) 出版社 ISBN その他 第1回授業日に行う。ガイダンス教室については掲示板等で告知する。 教科書 ガイダンス て考える "生命化学研究"と"研究者"を考える 津釜 大侑 吉本 敬太郎 農学部 教養学部(化学部会) 初年次ゼミナール理科
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