授業の目標・概要 日本国土の約3分の2は森林で占められている。森林にはいろいろな機能があるが、この授業では木材資料の活用とCO2の吸収・排出という点から森林資源の持続的な利用について考える。 森林の材積、成長量、炭素固定量などを把握する手法と森林の収穫計画を策定する手法を学び、再生可能な森林資源から持続的に木材を収穫するための管理の在り方について考える。 ライフサイクルアセスメントの手法を学び、育林から材の利用までのCO2吸収量・排出量を算定し、森林の利用が持続的な社会形成にどのような意味や影響をもつのかについて考える。 初年次ゼミナール理科の評価方法によって評価します。 成績評価方法 授業のキーワード 森林管理、森林調査、持続的利用、LCA(ライフサイクルアセスメント) 教科書 ガイダンス 次の教科書を使用する。/Will use the following textbook 書名 著者(訳者) 東京大学教養教育高度化機構 Educational Transformation 部門・若杉桂輔・宮島 謙編 出版社 ISBN その他 第1回授業日に行う。ガイダンス教室については掲示板等で告知する。 授業の目標・概要 【概要】医学研究・薬学研究・看護学研究などの医学系研究では人を対象にした研究が不可欠である。しかし、人を対象にした医学系研究は各研究者が自由勝手に実施してよいものではない。わが国では、人を対象にした医学系研究の実施に関して多くのルールが定められており、原則として、事前に研究倫理審査を受けて許可を得た研究のみが実施可能となっている。その主な目的は被験者(研究参加者)の保護であり、研究倫理審査では、提出された研究計画書に基づいて、被験者への説明と同意取得の方法、被験者へのリスク・負担の度合い、被験者の選定方法、などが評価される。 本授業は、「人を対象とした研究」の倫理の基礎を学ぶことを通して、生命科学・医学系研究をデザインする際に必要な知識・スキル、心構えを身につけることを目指す。 【目標】 1.「人を対象にした研究」の倫理(被験者保護の倫理)が必要になった歴史的経緯、および被験者保護の倫理の基本的な考え方を身につける 2.医学系研究における各手法の特徴とその倫理的配慮ポイントを理解する。また医学系研究における各領域特有の倫理的問題を理解する。 3.研究計画書を読み、そこにどのような倫理的配慮が必要なポイントがあるか指摘できるようになる。また、どのような改善方法があるか提案できるようになる。 4.人を対象とした医学系研究を計画立案できるようになる 5.研究倫理審査を経験することを通して、異なる背景や価値観を持つ相手と対話をおこない、多角的な視点から人を対象とした研究を評価できるようになる。 初年次ゼミナール理科の評価方法によって評価します。 成績評価方法 授業のキーワード 研究倫理、被験者保護、人を対象とした生命科学・医学系研究、グループディスカッション、模擬研究倫理審査委員会 教科書は使用しない。/Will not use textbook 書名 著者(訳者) 出版社 ISBN その他 第1回授業日に行う。ガイダンス教室については掲示板等で告知する。 教科書 ガイダンス 初年次ゼミナール理科 31572 金 1 人を対象にした研究の倫理― 被験者保護の31603 金 1 倫理を通して、生命科学・医学系研究の基礎生物資源の持続的利用を考える を学ぶ 科学の技法 第2版:東京大学「初年次ゼミナール理科」テキスト 東京大学出版会 龍原 哲 瀧本 禎之 農学部 医学部
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