2024Sシラバス
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授業の目標・概要 持続可能性をキーワードとして21世紀の農学が挑戦する課題について学びます。 授業では主にグループワークを行います。グループごとに、①食料、②資源・環境、③技術革新、④地域社会のうちから具体的なテーマを設定し、グループ内でディスカッションを重ねながらプレゼンテーション資料を作成し、最後に発表会を行います。再度、テーマを変えて行います。 出席とグループワークへの寄与 21世紀の農学、持続可能性、食料、資源・環境、技術革新、地域社会 次の教科書を使用する。/Will use the following textbook 書名 21世紀の農学-持続可能性への挑戦- 著者(訳者) 生源寺眞一編著 出版社 ISBN その他 第1回授業日に行う。ガイダンス教室については掲示板等で告知する。 成績評価方法 授業のキーワード 教科書 ガイダンス 授業の目標・概要 私たちの暮らしは衣食住から医薬品に至るまで、天然有機資源に支えられています。例えば、古くからセルロースを衣服として纏い、デンプンを食べ、木造建物を住処とし、薪を焚いて暖をとり、香気成分は古くから利用され、また、微生物が生産する抗生物質、植物由来の抗がん剤、成長ホルモンを発見して上手く利用し、現代の生活は豊かになりました。それでもまだ天然有機物をフル活用している状態には遠く及びません。天然物は生物活性物質の宝庫です。そして、脱炭素社会の実現に向けて、天然有機資源の潜在性をさらに引き出そうとする動きが高まっています。 本ゼミナールでは、1. 天然有機資源の性質、特性、利用法を調査して学び、利用展開の現状を振り返りながら、2. 今後、現代の生活の利便性は維持しつつ、どのように有機資源を利用するべきなのかを考えていきます。天然物を探索し、その利用を追求する学問は、まだ発展途上の段階にあります。具体的な利用例を取上げて克服すべき問題点を考え、改善方法を提案してもらう、あるいは、天然有機資源の化学あるいは生物的な特性の一つに着目し、新たな利用法を提案していただく予定です。 初年次ゼミナール理科の評価方法によって評価します。 成績評価方法 授業のキーワード 問題発見・解決型、化学/天然有機物、バイオマス、生物活性物質、化学成分、植物、動物、微生物 教科書 ガイダンス 教科書は使用しない。/Will not use textbook 書名 著者(訳者) 出版社 ISBN その他 第1回授業日に行う。ガイダンス教室については掲示板等で告知する。 授業の目標・概要 ヒッグス粒子という言葉を聞いたことがありますか? 物理学で運動方程式をたてるときにかならず「質量」を用います。実は、現代素粒子物理学だと実は質量を持っていることは禁じ手で、自然界のルールを満たしながら質量を持たせるためには工夫が必要で、「自発的対称性の破れ」というアイデアを活用した全く新しい自然観の導入に至っています。そして、この自然観の中心的な役割を果たすのがヒッグス場であり、その存在の証拠がヒッグス粒子なのです。 その自然観の確立の裏には、「強い力」、「弱い力」の発見、その特徴の理解により明らかになってきた不可思議な特徴、謎を体系的に説明をするための多くの物理学者の取り組み、理論のブレークスルー、実験技術革新による実験データによる確たる実証の積み重ねがあります。 教科書である「弱い力、強い力」はこれらを体系的にかつ明確なイメージをもって伝える読み物です。 教科書を各自通読してもらい、内容を補完するための考察を行い、参加学生による発表、議論により現代物理学における真空のイメージの共有や、ヒッグス粒子を発見するための実験コンセプトの理解を目指します。 この目標に向けた、通読(簡単な講義)、疑問点(モヤモヤ)の文字化、理解したことのプレゼンテーションによる共有、少人数での議論、持ち帰り調べ学習により授業が進行する予定です。一見抽象的な素粒子物理学のイメージを掴むという課題を通じ、疑問を明確にする能力、他の人の考えを聞いて消化・考察する能力、自分の考えを発信する能力、議論をする能力を磨き、研究の基礎力の獲得を目指します。 また番外編として、期間中に一回、素粒子物理と関連深い「量子コンピューターの最前線を学ぶ」回も予定しています。 出席と授業参加。 成績評価方法 授業のキーワード ヒッグス粒子、素粒子物理学実験、自発的対称性の破れ、CERN、加速器実験、量子コンピューター 教科書 ガイダンス 次の教科書を使用する。/Will use the following textbook 書名 著者(訳者) 大栗博司 出版社 ISBN その他 第1回授業日に行う。ガイダンス教室については掲示板等で告知する。 31567 木 2 自然の恵み=天然有機資源の有効利用を考え31568 木 2 31590 木 2 21世紀の農学:持続可能性への挑戦 る ヒッグス粒子の見つけ方 培風館 978-4-563-08402-8 強い力と弱い力 幻冬舎 小嶋 大造 秋山 拓也 奥村 恭幸 農学部 農学部 素粒子物理国際研究センター 初年次ゼミナール理科

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