稲見 昌彦、高瀬 英希、中村 宏 工藤 和俊 坪井 貴司 初年次ゼミナール理科 授業の目標・概要 サイバネティクスとは、人間をはじめとする生物・機械・情報の相互関係の理解や、人と機械とが一体となり機能する通信・制御システムを設計することをテーマとする学問です。人と独立して活動する自動制御ロボットやコンピュータと違って、人の行動や周囲の物理環境をコンピュータが理解し、それに合わせた介入や情報提示をすることで、その人の能力を拡張したり、全く新しい体験を促したりできます。 この講義では、人と機械が相互作用し、機能するための計測・通信・制御システムの作り方を考え、学びます。講義の前半では、マイクロコントローラの仕組みを理解し、プログラムによってLEDやスピーカなどの周辺装置を操作する方法を学びます。後半では、人の活動状態の計測に基づいた情報提示によって人の行動に介入したり、体験を拡張したりする実践的なシステムの設計・制作に取り組んでもらいます。最終的には、最新のサイバネティクスの動向を踏まえて、制作したシステムのプレゼンテーションやデモンストレーションを行ってもらい、作ったものの狙いや価値をわかりやすく伝える技術を磨くことも期待しています。 初年次ゼミナール理科の評価方法によって評価します。 成績評価方法 授業のキーワード サイバネティクス、コンピューティング、IoT、身体情報学、人間拡張工学 教科書 ガイダンス 教科書は使用しない。/Will not use textbook 書名 著者(訳者) 出版社 ISBN その他 第1回授業日に行う。ガイダンス教室については掲示板等で告知する。 スポーツ科学における未解決問題について考える力を養うことを目的としています。授業では、グループによるテーマ設定、討論、発表を行いつつ、テーマ次第では大学院生の協力のもとに研究室所有の筋活動計測装置やアイカメラ等を用いた実験をとおして技能上達にかかわる問題にアプローチし、最終的に小論文の執筆を行います。 成績評価方法 出席点、平常点(授業における貢献度)、最終論文 授業のキーワード スポーツ、ダンス、音楽演奏、筋活動、アイカメラ 教科書 ガイダンス 次の教科書を使用する。/Will use the following textbook 書名 著者(訳者) 東京大学教養教育高度化機構 Educational Transformation 部門・若杉桂輔・宮島 謙編 出版社 ISBN その他 第1回授業日に行う。ガイダンス教室については掲示板等で告知する。 授業の目標・概要 (授業の概要) わたしたちの複雑な生命活動は、多種多様なホルモンが、環境変化に応じて、適切に血液中へ分泌されることによって調節されています。この多種多様なホルモンは、ごく微量で驚くべき作用をします。例えば、「恋」や「食欲」、そして「睡眠」もこのホルモンによって調節されます。 本ゼミナールでは、ホルモンの生理作用やその生理作用を利用した先端医療への応用の可能性、そして生命倫理に関する課題について、各グループ内で討議を行い、その中で、仮説を設定し、そして結論を導き出し、その内容をゼミナール時間中にプレゼンテーションします。これらを通して、仮説から結論に至るまでの科学的な思考における基礎的な能力の習得を目指します。 (授業の目標) ・研究課題における目的や問題点を認識し、その解決のための手段を考えるという活動を行います。 ・仮説をたて、結論に至るまでに必要な科学的プロセスを考え、行動します。 ・自分の考えを、分かりやすく他人に伝え、情報を共有することで新たなアイデアや知見を得るための、コミュニケーション能力の基礎を身につけます。 初年次ゼミナール理科の評価方法によって評価します。 成績評価方法 授業のキーワード 問題発見・解決型、生物/生理学・神経科学、ホルモン、神経、内分泌、グループワーク 教科書 ガイダンス 次の教科書を使用する。/Will use the following textbook 書名 著者(訳者) 出版社 ISBN その他 第1回授業日に行う。ガイダンス教室については掲示板等で告知する。 31521 木 2 31553 木 2 31560 木 2 実践サイバネティクス ー物理・人間と情報を繋いでみようー スキル熟達化の科学 ホルモンからヒトの行動を考える 科学の技法 東京大学出版会 東京大学「初年次ゼミナール理科」テキスト ホルモン全史 R.H.エプスタイン 、坪井貴司 化学同人 9784759820836 工学部 教養学部(スポーツ・身体運動部会) 授業の目標・概要 本授業は、スポーツ・ダンス・音楽演奏など様々な知覚運動スキルの熟達化について自らの実践とともに考え、教養学部(生物部会)
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