教養学部(化学部会) 生産技術研究所 医学部 初年次ゼミナール理科 授業の目標・概要 (授業の概要) 全ての生き物において、タンパク質は、DNA遺伝情報をもとに合成され、生命活動を維持するのに必須の生体分子である。タンパク質は、食事としても体に取り入れる必要がある栄養素でもあり、また、医薬分野や産業的にも利用されている。本ゼミナールでは、この身近な分子「タンパク質」をターゲットに、自ら問題を発見し、科学的な問いとして設定し、問題を解決するプロセスを通じて、主体性を育成する。 (授業の目標) ・未知なる問いへの探求姿勢、問題発見・解決する能力、論理的思考力を身に付ける。 ・グループでの協同学習により、分析的、批判的思考、建設的議論、コミュニケーション能力を鍛えることを目指す。 ・文献検索、研究倫理の理解、論文読解能力、プレゼンテーション能力、レポート・論文執筆能力などのサイエンティフィック・スキルを身に付ける。 初年次ゼミナール理科の評価方法によって評価する。 成績評価方法 授業のキーワード 問題発見・解決型、化学・生物学、タンパク質、分子、生命科学、グループワーク 教科書 ガイダンス 次の教科書を使用する。/Will use the following textbook 書名 著者(訳者) 東京大学教養教育高度化機構 Educational Transformation部門・若杉 桂輔・宮島 謙 編 出版社 ISBN その他 第1回授業日に行う。ガイダンス教室については掲示板等で告知する。 授業の目標・概要 生物の優れた仕組みに着想を得たモノづくりの新奇な企画提案を行う。 そのために, (1)生物の優れた機能を解明した研究,またはバイオミメティック・バイオインスパイアドというキーワードに基づいて行われたモノづくり研究の過去の例を学ぶ(文献検索と読解,発表を通じた情報共有)。 (2)小グループに分かれて,(1)で得られた情報などを参考に議論し,柔軟な発想で,生物の優れた仕組みに着想を得たモノづくりの企画を考える(課題解決のためのグループワーク)。 これらを通じて, ・コミュニケーション能力を伸ばす。 ・プロジェクトを推進する時に,何が分かっていて,何が分かっていないのか,何が問題で,どうやったら解決できるのか,自分の頭で考える能力を身につける。 ・試行錯誤やプロジェクト推進の難しさと,計画性の重要性などを学ぶ。 ・自分の考えを,分かりやすく他人に伝え,情報を共有することで,新たなアイディアや知見を得るためのコミュニケーション能力の基礎を身につける。 初年次ゼミナール理科の評価方法によって評価します。 成績評価方法 授業のキーワード プロジェクト提案/企画提案、バイオインスパイアド、バイオミメティック 教科書 ガイダンス 次の教科書を使用する。/Will use the following textbook 書名 著者(訳者) 東京大学教養教育高度化機構 Educational Transformation 部門・若杉桂輔・宮島 謙編 出版社 ISBN その他 第1回授業日に行う。ガイダンス教室については掲示板等で告知する。 授業の目標・概要 放射線医学は人体の解剖・機能を画像化し、生理および病理について情報を得ることで診断や治療を行う医学分野である。歴史的には放射線(X線)照射治療に始まる分野であるが、現在では診断においてはX線を用いない磁気共鳴画像法(Magnetic Resonance Imaging)等も用いられ、治療においては画像ガイド下血管内治療(Interventional Radiology)も行われる。本ゼミナールでは今日の医学において画像がどのような形で利用されているか、どのような方法で何がどこまでわかるか、未解決なことが診療や研究においてどの様に扱われているか学び、科学的技法の習得の第一歩とすることを目指す。 出席およびゼミナールにおけるプレゼンテーション、ディスカッションへの参加を総合的に評価する。 成績評価方法 授業のキーワード 放射線医学、画像診断、血管内治療、AI 教科書 ガイダンス 教科書は使用しない。/Will not use textbook 書名 著者(訳者) 出版社 ISBN その他 第1回授業日に行う。ガイダンス教室については掲示板等で告知する。 31551 水 4 31555 水 4 バイオミメティック・エンジニアリング 31600 水 4 非凡なタンパク質を探索しよう! 放射線医学入門 科学の技法 第2版:東京大学「初年次ゼミナール理科」テキスト 東京大学出版会 科学の技法 第2版:東京大学「初年次ゼミナール理科」テキスト 東京大学出版会 若杉 桂輔 杉原 加織 雨宮 史織
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