グループ1 1年 理一(1-6,10,16,18-19)理二三(4,7) 授業の目標・概要 工学がカバーする領域は、きっと多くの皆さんが想像しているよりもずっと広い。 工学技術を現実課題の実際の解決に役立てるためには、技術そのものの理解のみならず、技術を適用する対象の多様性や変化を分析・評価し、社会の実情に合った実装のアイディアを創出することが求められる。 100年、1000年のスケールで私たちの生活を支えるインフラストラクチャー(社会基盤)は、こうした工学の研究対象の一つであり、人々の移動や物流を支える交通はその代表例である。 特に、情報技術の進展とインフラシステムの国際化に伴い、鉄道や道路、港湾や空港といった交通インフラは、その基礎的な機能に加えて、自然災害への頑健性(レジリエンス)や、少子高齢社会への対応、さらにはその技術移転を通じた国際社会への貢献等が求められるようになってきている。 この演習では、交通インフラを事例に、このような次世代のスマートインフラを世界の諸都市に展開するための分析と提案を行うという学習課題を通じて、社会課題の解決に資する技術の実装に向けたどのような思考が必要かを学び、工学という学問の広がりについて体験してもらうことを目指す。 演習の概要は以下の通りである。 1)本演習で扱うインフラストラクチャー(社会基盤)とは何か、特にスマートインフラとは何かについて、事例を中心に学ぶとともに、その性質について議論する。 2)世界の諸都市のインフラについて評価する軸をグループで議論・提案し、評価結果について発表する。 3)ゲスト講義や現場見学を通じて、スマートインフラの現状や課題について学ぶ。 4)具体的な都市を取り上げ、その都市の社会課題をどのようなインフラで解決するかを提案する。 出席、および発表への参加 成績評価方法 授業のキーワード インフラストラクチャー、スマートインフラ、社会課題解決、国際プロジェクト、交通 教科書 ガイダンス 教科書は使用しない。/Will not use textbook 書名 著者(訳者) 出版社 ISBN その他 第1回授業日に行う。ガイダンス教室については掲示板等で告知する。 授業の目標・概要 (授業の紹介資料) http://www.robot.t.u-tokyo.ac.jp/~yamashita/lecture/2024/society/guidance.pdf (授業の概要) 医療・福祉・生産から極限環境調査や災害対応まで、さまざまな現場でロボット技術(Robot Technology)が活用されています。 本授業では、ロボットについて初めて学ぶ学生のために、世界の第一線で活躍中のロボット研究のトップランナーたちが、社会とロボットの関わり、社会のための最先端ロボット技術について解説します。また、文献調査、グループ討論、プレゼンテーション実習などを行い、社会のためのロボット技術に関する理解を深め、ロボットの役割について考えます。ロボット実習では、実際のロボット技術に触れ、最新のロボットについて学習します。更に、これらの体験を通じて学習した内容に関してプレゼンテーションやグループ討論を行い、科学技術に関するコミュニケーション能力の向上を図ります。 ロボティクスは、精密工学、情報科学、機構学、運動学、制御工学、計測工学、人工知能などの幅広い内容を含む総合的な学問です。 授業を通じてロボットに関する基礎知識を身に付け、ロボット研究の奥深さや面白さを感じとって下さい。また、社会とロボットの関わりについて、考えてみて下さい。 本授業はきっかけを与える入口です。自分から積極的に情報収集をすることにより、ロボットに対する理解と興味が更に深まることでしょう。 (授業の目的) ・社会のためのロボット技術に関する理解を深め、最先端ロボット技術に関する知識を身につけます。 ・ロボット実習の結果を解析し、そこから導かれる結論を論理的かつ客観的に考察する力を身につけます。 ・自分の考えを他人に分かりやすく伝える科学技術プレゼンテーション能力と、他人とディスカッションを行うコミュニケーション能力の基礎を身につけます。 初年次ゼミナール理科の評価方法によって評価します。 成績評価方法 授業のキーワード 問題発見・解決・実験データ解析型、工学・情報科学/ロボティクス、ロボット技術、ロボットと社会・人間、ロボットと医療・福祉、ロボットとサービス 教科書は使用しない。/Will not use textbook 書名 著者(訳者) 東京大学教養教育高度化機構 Educational Transformation 部門・若杉桂輔・宮島 謙編 出版社 ISBN その他 第1回授業日に行う。ガイダンス教室については掲示板等で告知する。 教科書 ガイダンス 31507 月 4 31508 月 4 「国際プロジェクトに貢献する工学 ~スマートインフラの世界への展開」 社会のためのロボティクス 科学の技法 第2版:東京大学「初年次ゼミナール理科」テキスト 東京大学出版会 森川 想 山下 淳 工学部 工学部 初年次ゼミナール理科
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