時間割コード 31682 時間割コード 31683 授業の目標概要 【注意】この自由研究ゼミは対面で実施します 成績評価方法 教科書 ガイダンス 授業の目標概要 これまで全学体験ゼミ・全学自由研究ゼミを通して多くの東大生に接する機会をいただき、気づいたことがあります。それは、東大生は効率よくスマートに動きたい思いが強く、スマートに片づけられないことを遠ざけがちであるということ。もちろん、全員がそうだと決めつけるつもりはありません。 君の大切なものは何? どういう価値観で生きているの? 社会とどう向き合って生きていくつもりなの? と尋ねると、以下の様に回答する東大生がかなり高い割合でいます。 自分は何がしたいのか分からない・決められない。 それを決めずに入れる東大を選んだと言い、 大学でやりたいことを今探しているところなので、その問いには直接答えることはできません。 しかし、大学に入っても自身の価値観は固まらず、進振り制度に直面しても自分が何をしたいのか、何をすべきなのかということを自分では決められずに、右往左往していないでしょうか。結局自分では決められずに、何となく皆が行きたがる人気の高い学科が良さそうに思えてくる。とても人気が高いと点数が足りなかったりする。すると、自分の点数と見比べて、自分の点数で行ける中で一番点数が高そうなところを選んだりしてしまう。 そのような調子で過ごしていて、果たして自分の頭で考え、判断したことになるのでしょうか? 林業について。全学体験ゼミ「伊豆に学ぶ」「森に学ぶ」で学生に日本林業の今後の展望を尋ねると、利益を出せない以上は林業が停滞するのはやむを得ないという、大人の意見が返ってくることが多いです。ってゆーか、そんな答えしか返ってきません! 東大生は、涼しい顔をして大人の意見を言うだけで満足する人が多いと思います。「林業は難しい」という答えは現時点の状況を端的に表わしているという点で、試験の解答としては正解なのかもしれません。しかし、そう片づけてしまえば、それで仕舞いです。そこからはもう何も新しいことが生まれて来そうにもありません。 東大生の皆さんには、是非、新しい何かを生み出す原点や原動力になっていただきたい。それが「伊豆に学ぶ」や「森に学ぶ」など一連の全学ゼミで皆さんにお伝えしたいことです。 全学体験ゼミ「伊豆に学ぶ」で初めて獣害を意識したという方には、もう少しじっくりと向き合っていただきたい。それが獣害問題とは何の問題かということ。 もちろん、伊豆に学ぶの受講生ばかりではなく、獣害問題について考えてみたい、考える必要を感じる、重要なんだろ開講 伊豆に学ぶプラスS上級編 S 「感じる・考える・行動する」 開講 獣害問題とは何の問題かS (自由自主の企画系ゼミ) S ~獣だけの話ではない。見えにくい防災問題や国土荒廃の連環~ 【注意】成績報告に間に合わない この講義の最大の目標は、伊豆ゼミ運営に関わる学生スタッフの育成と組織化である。学生スタッフとは一ゼミ生でありながら、伊豆ゼミをよく理解するファシリテータとしてゼミにおいて自律的に活躍してゼミの目指すべき方向性を示す、伊豆ゼミの中核となる存在である。大役であればこそ、大きく成長する機会となるであろう。大役と聞いてちょっと尻込みする貴方・貴女へは、「それができる様に育てるのがプラスの講義です」「案ずるより産むが易しです」と励ましたい。 この講義のもっと具体的な目標は、全学体験ゼミ「伊豆に学ぶプラス初級編」の事前講義と事後講義を企画・運営することである。その背景には、伊豆に学ぶへのより深い理解が重要であることは言うまでもない。 本講義「伊豆に学ぶプラス上級編」は、伊豆ゼミの果実を確かなものにするために、真剣に考え・顧みて、議論することを大切にする。最近の若者を支配する「空気を読む」ことを強要するような雰囲気には、異を唱えたい。同じるばかりに気が行っては、自由にとことん議論して真に和するということがないのではないかと心配になる。和して同ぜず。色々な背景を背負った受講生同士が異なる意見を吐露し合い、むしろ意見が違っても大切に思っている根っこの部分が同じであったり共通性があったりすることに気付くこと、そういう仲間の存在のありがたさを知ることを実現する「場」を本ゼミに具現したい。受講生同士のつながりから、己と社会のつながりをいかに構築していくかを模索し、社会の一員として環境保全に取り組むべきと強く意識できることを期待したい。学生が主体となり、自由に学ぶ「場」を実現すること、それが全ての伊豆に学ぶシリーズに共通する理念であり、伊豆に学ぶプラス生(上級編)が果たす役割である。総合大学ならではの面白さを追求したいと考えている。 ------------------------------------------------------------------------------- ※このゼミは以下の日程で行われる農学部合同説明会への参加を予定しています。 【日程】2023年4月18日(木)18:45~19:45 @駒場キャンパス1313教室もしくは1323教室を予定(教室の確定は3月下旬頃) ------------------------------------------------------------------------------- 授業態度、取組姿勢を重視し、プレゼンテーションとファシリテーションの質を評価する。 教科書は使用しない。/Will not use textbook 第一回授業日に行う。/Will conduct guidance at first time 講義題目 サイクルの発動 講義題目 担当教員 鴨田 重裕 担当教員 鴨田 重裕 所属 農学部 所属 農学部 曜限 単位 対象 1年 文科 理科 集中 2 2年 文科 理科 曜限 単位 対象 1年 文科 理科 集中 2 2年 文科 理科 全学自由研究ゼミナール
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