時間割コード 31676 時間割コード 31607 授業の目標概要 この授業では、北アフリカ・マグリブ地域(今日のアルジェリア、チュニジア、モロッコに当たる地域)の歴史と文化に対する理解を深めるため、日本語または英語で読んだり、視聴したりできる教材(翻訳や創作物も含む)を用い、その内容を議論する。教材の理解に必要な歴史的背景や分析方法についての知識を補うため、教材と一緒に短めの学術論文も読んでいく。現代日本とは異なる価値観や歴史的・文化的文脈の中で書かれた旅行記、外交文書、地図などの史料(ただし言語上の制約のため、この授業では翻訳を多く用いる)を読みこなしたり、歴史に題材をとった創作作品を批評することを通じて、北アフリカの歴史と文化を知り、北アフリカにまつわる様々な言説やイメージを参加者が自分なりに解釈できるようになることを目指す。 参加者には、毎回事前配布する課題テキスト(基本的には英語または日本語の教材1~2点と、学術論文1本のセット)を必ず事前に読むことが課される。授業日にはまず、講師による講義で背景知識を学んだうえで、講義終了後に行うディスカッションに積極的に参加することが期待される。ディスカッションをスムーズに進めるうえでの手がかりにするため、いくつかの設問に対して授業で学んだ内容を答えたり、自分の意見を述べたりする形式のリアクションペーパーを講義終了後の授業中に記入・提出してもらう。リアクションペーパーの設問は、課題テキストとともに事前配布するので、授業前に分かるところは記入をはじめてもらってよい。 マグリブ地域やイスラーム文化、植民地史に関心がある参加者を歓迎する。中東・北アフリカ史、アラビア語およびフランス語の基礎的な知識があることが望ましいが、いずれも必須条件とはしない。 ディスカッションの形式と成績評価方法は以下のとおり。 (1)出席者数が20人以上の場合、ディスカッションの形式はグループワーク方式。 授業ごとの出席者数が20人以上の場合、受講者を複数のグループに分け、リアクションペーパーの設問をグループで完成させてもらい、代表者に報告してもらうグループワーク方式でディスカッションを行う。グループワーク方式の場合、個人の貢献の評価をするのは技術的に困難なので、出席点のみ。 (2)ディスカッション(19人以下の場合)の成績評価は加点方式とし、出席点をより重視する方法とする。 出席者数が19人以下の場合、全員でのディスカッションを行う。この場合の成績評価も、出席点を基本点とし、ディスカッションに貢献した参加者に加点をする形とする。なお、参加者ができる限り平等な発言機会を得られるよう、講師が発言者を指名する場合がある。 (3)リアクションペーパーの内容は細かく採点しない。 リアクションペーパーの内容について細かい採点は行わない。出席・受講の確認と、受講者と講師のコミュニケーションのために利用する。 授業中に指示をする。/Will specify at class time 第一回授業日に行う。/Will conduct guidance at first time 成績評価方法 教科書 ガイダンス 授業の目標概要 最新版の『世界開発報告』を会読します。講師は開発の専門家ではありませんが、開発を学ぶことは、先進国・途上国を問わず現代社会の課題を見つめることに直結すると考えています。報告そのものや、その根拠となっている文献をクリティカルに読み、議論することで、社会課題解決のために世界各国で行われているプラクティスの可能性や限界、科学技術(社会科学・自然科学)と公共政策の関係等について考え、見直す機会としていただければ幸いです。 ガイダンスは第一週にZoomにて実施します。この日時に出席できない方は別途相談もできますのでその場合はメールでご連絡ください。 議論への貢献 教科書は使用しない。/Will not use textbook 第一回授業日に行う。/Will conduct guidance at first time 成績評価方法 教科書 ガイダンス 開講 北アフリカの歴史と文化 S (マグリブ入門) 開講 『世界開発報告』を読むS 講義題目 講義題目 2024S 担当教員 渡邊 祥子 担当教員 森川 想 所属 東洋文化研究所 所属 工学部 曜限 単位 対象 1年 文科 理科 月 4 2 2年 文科 理科 曜限 単位 対象 1年 文科 理科 月 5 2 2年 文科 理科 全学自由研究ゼミナール
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