2024Sシラバス
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1年 文科 理科 2年 文科 理科 授業の目標概要 機械工学は、材料、熱、流体、運動など、さまざまな現象の探究を基盤に、人間の知と連携する情報・ソフトウェア、優れた人工物の設計・デザインなどを加えた、総合的な学問体系として発展しています。本講義は、機械工学科の教員および産業界の外部講師により、メカ、エネルギー、情報など機械工学の最新技術や産業・社会における貢献を、分かりやすく解説します。 ------------------------------------------------------------ ※このゼミは4月5日(金)6限(18:45~)Zoomで行われる工学部合同説明会への参加を予定しています。 ZoomのURLは後日UTAS掲示板のお知らせにて周知いたします。 ------------------------------------------------------------ 出席(50%)およびレポート(50%) 教科書は使用しない。/Will not use textbook 第一回授業日に行う。/Will conduct guidance at first time 金 2 S S 2年 文科 理科 2013年度から教養学部後期課程に「イタリア地中海研究コース」が発足しているが、広く前期課程の学生にも古代中世の地中海文化圏やイタリア語文化圏に親しんでもらうことを目的とする講義シリーズを学術フロンティア講義として隔年で開講している。 講師は、後期課程の上記コースに関与する教員に加えて、全体の半数程度はコース外から気鋭の専門家を招いて、地中海世界に関するさまざまな分野の最新の研究と知見にふれる。 毎回のコメントペーパーとレポート 教科書は使用しない。/Will not use textbook 特に行わない。/Will not conduct guidance 1年 文科 理科 1年 文科 理科 2年 文科 理科 授業の目標概要 東京大学東アジア藝文書院(East Asian Academy for New Liberal Arts, EAA)は2019年度から毎年、「30年後の世界へ」を共通テーマとしてこのオムニバス講義を開講し、様々な角度から「世界」を問うてきました。世界はわたしたちの外側にあるのではなく、わたしたちが世界を創っているのだと言えます。世界を問うとは、既成の価値を疑いながら未来に関与することです。問いは智慧を発動させ、その智慧を育むのが大学という場所です。この講義は大学の役割を行為的に表現し、大学の新たな価値を生みだす実験なのです。特に2023年度は「空気の価値化」という命題を学内外だけでなく社会と連携しながら問うてきました。 さて、30年後の世界はどうなっているでしょうか。気候変動の影響を最小限に抑えるための目標として、多くの国々が炭素排出量実質ゼロ(カーボン・ニュートラル)実現の期限に定めているのが2050年です。しかしその実現がきわめて難しいことはいまや半ば公然の事実になりました。たとえ目標が達成されたとしてもそれで気候危機が解決されるわけではなく、わたしたちはその後も長期にわたって、自らの文明が生みだした様々な災害——自然災害、戦争、圧政、貧困など——の中で生きていかなければなりません。わたしたちは、21世紀の後半に向かって、長い危機の時代を生きていくことになります。これこそは、「30年後の空気」が規定するわたしたち人類の基礎条件です。そこで、2024年度は「30年後」を越えて、この「危機の空気/空気の危機」の中から希望を見いだすべく、以下の三つの柱を中心に皆さんと議論したいと思います。 1 復興の技法。人は他と共同しながらつねに自らを変容させ、成長していきます。危機を変容や成長を促す好機であるととらえるなら、「復興」とは人間の変容と成長のプロセスそのものであると言えるでしょう。危機の中からわたしたちはどのような復興のあり方を想像するでしょうか。またテクノロジーはどのような役割を果たすべきでしょうか。 2 ロゴスの複雑化。世界は分断の時代に入ったと言われます。20世紀までの世界を支えてきた政治制度の枠組みは地殻変動のように長期にわたる大きな変革を被りつつあります。いまの世界を構成している政治のロゴスは十全なものではないのかも知れません。世界をあらわす(表す/現す/著す)ロゴスを豊かにすることが不可欠でしょう。 3 惑星時代の人間。人新世やプラネタリー・バウンダリーなどの概念は、近代的な人間観の改変を促しています。「人間」とは何か?この終わりなき存在論的問いを、人間を棲まわせているこの地球という環境との連続の中で再び定義することは可能でしょうか。可能であるとして、それはいかにして可能になるでしょうか。 「30年後の世界」に希望をもたらすのは、他ならぬわたしたち自身です。皆さんと「問い」を共にして、この講義をポスト2050に向けた希望の出発点にしたいと思います。 リアクションペーパーの提出 教科書は使用しない。/Will not use textbook 第一回授業日に行う。/Will conduct guidance at first time 金 5 S 時間割コード 時間割コード 時間割コード 学術フロンティア講義 31616 成績評価方法 教科書 ガイダンス 31656 授業の目標概要 成績評価方法 教科書 ガイダンス 31673 成績評価方法 教科書 ガイダンス 開講 エネルギー・情報・産業をつなぐ機械工学 開講 悦ばしきイタリア地中海 開講 30年後の世界へ ——ポスト2050を希望に変える 講義題目 講義題目 講義題目 担当教員 村上 存 担当教員 村松 真理子 イタリア地中海コース 金 5 担当教員 石井 剛 所属 工学部 所属 所属 教養学部 曜限 単位 対象 曜限 単位 対象 曜限 単位 対象 2 2 2

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