初年次ゼミナール文科 授業の目標・概要 【共通目標】 大学では「問い」の「答え」を探求する前にまず「問い」自体を自分で見つける必要があるという点を理解し、学ぶ姿勢の根本的な転換を目指す。授業を通じて「問い」の立て方、「理論」についての考え方、「研究方法」の設定の仕方、学術資料の収集の仕方、議論の根拠の導き方、論述の組み立て方などのアカデミックスキルに触れ、それらを習得する。また、自分が取り組む「問い」が学術的・社会的に意義のある「問い」であることを主張する必要性を理解する。 「問い」の「答え」を導くに当たって必要な、先行研究の理解とオリジナリティの主張の方法(剽窃の防止を含む)、議論と根拠の関係などといったより基礎的な作法および図書館などの研究リソースの利用方法を、第2回の合同授業で学ぶ。 【この授業の目標・概要】 かつて日本社会で大いに議論されていた「ポストモダン」という語彙及びそれに関連する思想が下火になって久しい現在、「AI」、「人新世」、「メタバース」といった目まぐるしい新しい言葉が論壇や大学の教壇を付き纏い始めている。しかし、「近代」(とくに「日本の近代」)に関する一連の時代遅れのように見える問題に向き合い、歴史的に残っているジレンマをくぐり抜けなければ、われわれは気楽に「アフター・ポストモダン」の時代を生きることができない。「ポストモダン」というカタカナ表記それ自体が、このことを語っている。この授業はあえて「ポストモダン」を「近代以後」と書き換え、いくつかのテクストを手がかりにして「日本の近代とその以後」という難問について考える。自分が置かれている歴史的・思想的な文脈を充分に吟味しながら、自分なりに問題を立て、考えるヒントをテクストに引き出すことが、本授業の最大の目的である。さらに、この授業を通じて、テクストを「精読する」ための技術や要領を身にづけることができるはずである。 【学術分野】哲学 【授業形態】文献批評型 出席、報告および議論への貢献等の平常点と小論文とで判断する 成績評価方法 授業のキーワード (1行1ワードで入力してください)、近代、近代日本、アジア、ポストモダン 教科書 ガイダンス 教科書は使用しない。/Will not use textbook 書名 著者(訳者) 出版社 ISBN その他 第1回授業日に行う。ガイダンス教室については掲示板等で告知する。 授業の目標・概要 【共通目標】 大学では「問い」の「答え」を探求する前にまず「問い」自体を自分で見つける必要があるという点を理解し、学ぶ姿勢の根本的な転換を目指す。授業を通じて「問い」の立て方、「理論」についての考え方、「研究方法」の設定の仕方、学術資料の収集の仕方、議論の根拠の導き方、論述の組み立て方などのアカデミックスキルに触れ、それらを習得する。また、自分が取り組む「問い」が学術的・社会的に意義のある「問い」であることを主張する必要性を理解する。 「問い」の「答え」を導くに当たって必要な、先行研究の理解とオリジナリティの主張の方法(剽窃の防止を含む)、議論と根拠の関係などといったより基礎的な作法および図書館などの研究リソースの利用方法を、第2回の合同授業で学ぶ。 【この授業の目標・概要】 オンラインで閲覧可能な画像も多い現代であるが、ミュージアムに実際に足を運ぶ意義とは何であろうか。「実物」を見る体験がもたらすものとは何であろうか。各種ミュージアムにおける展覧会のあり方について、現状と課題、今後のあるべき形などを、関心のある例を各自自由に選択し、具体的に議論してもらう。 主な分析対象は一人一件を原則とするが、問題を論じるうえで必要な場合は、複数の展示の比較対照を行ってもよい。いわゆるファインアートを取り扱う美術館のほか、博物館、文学館、歴史館など、多様な展示内容から自身が関心のあるテーマを自由に選んでほしい。 授業形態は、人文学全般に通じる小論文の書き方を学ぶディシプリン型であると同時に、特に展示解説の内容を論じる場合には文献批評型でもあり、現実もしくはオンラインの展示会場を訪れるフィールド型でもある。大学近隣のミュージアムの見学会も実施予定である。教室で課題を互いに発表することを通して、プレゼンテーションおよび小論文の完成度を高めることを目標とする。 【学術分野】国文・漢文学(ただし、広く展示に関わる内容を対象とする) 【授業形態】ディシプリン型・フィールド型・文献批評型の複合形態 出席、発表および議論への貢献等の平常点と小論文とで判断する。 成績評価方法 授業のキーワード 美術館、博物館、展覧会、施設運営 教科書 ガイダンス 教科書は使用しない。/Will not use textbook 書名 著者(訳者) 出版社 ISBN その他 第1回授業日に行う。ガイダンス教室については掲示板等で告知する。 31775 水 4 31777 水 4 「近代以後」の意味を問う 展覧会の未来を考える 王 欽 永井 久美子 教養教育高度化機構 教養教育高度化機構
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