2024Sシラバス
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初年次ゼミナール文科 授業の目標・概要 【共通目標】 大学では「問い」の「答え」を探求する前にまず「問い」自体を自分で見つける必要があるという点を理解し、学ぶ姿勢の根本的な転換を目指す。授業を通じて「問い」の立て方、「理論」についての考え方、「研究方法」の設定の仕方、学術資料の収集の仕方、議論の根拠の導き方、論述の組み立て方などのアカデミックスキルに触れ、それらを習得する。また、自分が取り組む「問い」が学術的・社会的に意義のある「問い」であることを主張する必要性を理解する。 「問い」の「答え」を導くに当たって必要な、先行研究の理解とオリジナリティの主張の方法(剽窃の防止を含む)、議論と根拠の関係などといったより基礎的な作法および図書館などの研究リソースの利用方法を、第2回の合同授業で学ぶ。 【この授業の目標・概要】 国際社会には、貿易・金融・環境・公衆衛生など、国境を越えた協力を必要とする様々な分野において、多くはフォーマルな国際機構の形態を伴う「国際制度」が存在する。国際関係論(国際政治学)では、このような国際制度への過度な期待や失望からは一旦距離をとって、国際的な協力や国家間の紛争の根本的な解決を難しくする根本的な問題は何かを理論的に考察する。 本ゼミナールでは、初めに実際の研究者によって書かれたアカデミックな論文(1回約30頁程度)を読み、国際関係論のディシプリンに則った問いの立て方・理論構築と実証の在り方を理解する。その上で自分自身の研究を行い、論文を書いてもらう。簡単に言えば、受講者が関心をもつ国際政治上の現象の中から「なぜ?」と思うものを見つけ、それに対して独自の説明を与える、その訓練の場を与えるということが本ゼミの目的である。そこには、各自が関心に沿った学術文献を探し、読んで理解するインプットの側面と、自分なりの問いを立て、それに答えるためのリサーチ能力も養うというアウトプットの側面とがあるが、インプットの側面については受講者各自の努力もかなりの程度要求される(平均的な他の初ゼミよりも予習復習に費やす時間は多いです)。 【学術分野】国際関係 【授業形態】ディシプリン型 文献批評型 出席、報告および議論への貢献等の平常点と小論文とで判断する 成績評価方法 授業のキーワード 国際関係論、国際政治経済、国際機構、国際協力、国際制度 教科書 ガイダンス 教科書は使用しない。/Will not use textbook 書名 著者(訳者) 出版社 ISBN その他 第1回授業日に行う。ガイダンス教室については掲示板等で告知する。 授業の目標・概要 【共通目標】 大学では「問い」の「答え」を探求する前にまず「問い」自体を自分で見つける必要があるという点を理解し、学ぶ姿勢の根本的な転換を目指す。授業を通じて「問い」の立て方、「理論」についての考え方、「研究方法」の設定の仕方、学術資料の収集の仕方、議論の根拠の導き方、論述の組み立て方などのアカデミックスキルに触れ、それらを習得する。また、自分が取り組む「問い」が学術的・社会的に意義のある「問い」であることを主張する必要性を理解する。 「問い」の「答え」を導くに当たって必要な、先行研究の理解とオリジナリティの主張の方法(剽窃の防止を含む)、議論と根拠の関係などといったより基礎的な作法および図書館などの研究リソースの利用方法を、第2回目の合同授業で学ぶ。 【この授業の目標・概要】 歴史学の方法は主に史料の分析と先行研究の検討の2つからなるが、本授業では後者の方法に触れ、その実践力を向上させることを目的とする。具体的には『岩波講座日本歴史』全22巻(岩波書店、2013-2016年)所載の概説的論文のいくつかを読むことを通じて、高校の日本史とは異なる、日本史研究の最新の成果や議論に触れるとともに、あわせて学術論文一般の読み方・書き方を身につける。 【学術分野】歴史学 【授業形態】ディシプリン型 文献批評型 出席、発表および議論への貢献等の平常点と小論文とで判断する。 成績評価方法 授業のキーワード 日本史、古代史、中世史、近世史、近現代史 教科書は使用しない。/Will not use textbook 教科書 書名 著者(訳者) 出版社 ISBN その他 ガイダンス 第1回授業日に行う。ガイダンス教室については掲示板等で告知する。 31773 水 4 国際関係の事象を理論的・実証的に考えてみる 31774 水 4 日本史論文の読み方・書き方 吉本 郁 桜井 英治 教養教育高度化機構 教養教育高度化機構

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