2024Sシラバス
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本講義は、科学的な知の生産におけるフェミニズムの視点を、女性科学者の歴史的な位置づけだけでなく、 科学の客観性・価値中立性に対する批判、生殖技術の発展、AI/AL研究に代表されるデジタルな領域を含む同時代的な事象、人新世などの新たな思想的潮流との接続といった側面から取り上げる。この講義を通じて、学生は科学的言説におけるジェンダーの非対称や権力関係についての理解を深め、その研究対象としての「身体」がどのように形づくられてきたのかに関して考察する力を身に着けることが期待される。 毎回のコメントシートと、中間・期末レポートによって評価する。 教科書は使用しない。/Will not use textbook 特に行わない。/Will not conduct guidance 時間割コード 31257 時間割コード 31455 時間割コード 30366 S1 総合科目D 人間・環境 講義題目 授業の目標概要 成績評価方法 教科書 ガイダンス 講義題目 授業の目標概要 成績評価方法 教科書 ガイダンス 講義題目 授業の目標概要 成績評価方法 教科書 ガイダンス 開講 授業科目名 S 現代倫理 開講 授業科目名 S フェミニズム科学論 開講 授業科目名 システム論 赦しと和解の現代倫理 国家、民族など集団間の抗争によって生じた傷をいかに克服し、和解にもたらすか。20世紀末以来のグローバル化によって世界に広がったこの問題は、罪と罰、責任、復讐と赦し等をめぐって、現代倫理の一大テーマでもある。ホロコースト(ショアー)から植民地主義の再審まで、戦後世界の歴史を背景に、ハンナ・アーレント、カール・ヤスパース、ウラジーミル・ジャンケレヴィッチ、ジャック・デリダらの哲学的思考を辿り、この問題に導入する。イスラエル・パレスチナの問題まで至るのを目標とする。 学期末試験を予定する。 教科書は使用しない。/Will not use textbook 特に行わない。/Will not conduct guidance システム論 「システム」とは、相互に影響を及ぼしあう要素から構成されるまとまりや仕組みであり、その概念は分野横断的に幅広く応用されている。例えば、国や企業等の社会システムはたんなる人の集合ではなく、複雑な社会システムである。一方、インターネット等の複雑な人工物も、たんなるコンピューターの集合でなく、「システム」である。 本授業ではこのような複雑なシステムを理解、構築、操作する為に役立つ汎用モデル化技術を紹介する。一方、これらのモデル化技術の本質的な限界についても考察する。 レポート (期末レポート、中間レポート) 教科書は使用しない。/Will not use textbook 特に行わない。/Will not conduct guidance 担当教員 高橋 哲哉 担当教員 飯田 麻結 教養教育高度化機構 水 5 担当教員 福永 アレックス 所属 哲学・科学史 所属 所属 情報・図形 曜限 金 5 曜限 曜限 火 2, 金 2 対象 1年 文科 理科 2年 文科 理科 対象 1年 文科 理科 2年 文科 理科 対象 2年 文科 理科

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