時間割コード 30357 時間割コード 30358 時間割コード 31110 講義題目 授業の目標概要 成績評価方法 教科書 ガイダンス 講義題目 授業の目標概要 成績評価方法 教科書 ガイダンス 講義題目 授業の目標概要 成績評価方法 教科書 ガイダンス 開講 授業科目名 S 西洋古典学 開講 授業科目名 S 歴史社会論 開講 授業科目名 S 歴史社会論 アイスキュロスを読む ギリシア悲劇の三大作家といえば、アイスキュロス(525-455 BC)、ソポクレス(496-406 BC)、エウリピデス(484-406 BC)である。この授業では、アイスキュロスの作品を翻訳で読みながら、まずはギリシア悲劇について理解を深める。悲劇の題材は、多くの場合は神話である。しかし、アイスキュロスは『ペルシア人』で当時の現代史的できごと(ペルシア戦争)も扱っている。読解を通じて、ギリシア神話の世界に親しみ、前5世紀のギリシアの歴史を学んでゆく。このようにして、ヨーロッパの文化について基礎的な理解を得ることが目標である。 平常点と学期末レポート。 次の教科書を使用する。/Will use the following textbook アイスキュロス 『ギリシア悲劇』I ちくま文庫 978-4-480-02011-6 特に行わない。/Will not conduct guidance “世界帝国” 唐の出現とシルクロード 近年、中国史の中でも大きく書き換えが進んでいるのが唐代である。唐代の中国ではシルクロードの繁栄によって国際的な文化が花開き、古代国家形成期にあった朝鮮半島や日本列島にも大きな影響をもたらしたとされる。では、なぜ7世紀から8世紀の中国に、唐のような「世界帝国」が出現したのだろうか? これを解明するには、中国のみならず、北アジアの遊牧世界や中央アジアのオアシス世界にまで視野を広げる必要がある。本講義では、中央ユーラシア(北アジア・中央アジア)との関わりの中から唐王朝が出現した背景を探り、中国と中央ユーラシアとの密接な歴史的関係を理解することを目標とする。 平常点(リアクションペーパーなど、40%)と授業内での期末試験(論述式、60%)によって評価する。 教科書は使用しない。/Will not use textbook 特に行わない。/Will not conduct guidance 近世ユーラシア帝国としてのサファヴィー朝イランー「第二のオスマン帝国」との対比も踏まえて 中東・中央ユーラシア・ロシア・東ヨーロッパ地域の現在に大きな影響を与えた近世ユーラシア帝国形成について、特にサファヴィー朝イラン(サファヴィー帝国)(1501年―1736年)に注目して解説する。中でも、王朝の画期であるアッバース一世(在位1587-1629年)の治世に焦点をあてながら、近世におけるユーラシア帝国秩序再編について考察することで、ユーラシア史を構造的に理解することが出来るようになる。さらに同時代のオスマン帝国と比較することで、近世イスラーム帝国の特徴を理解する。 遊牧帝国かつシーア派教団国家としてのサファヴィー朝の出発点を確認した後、アッバース1世によるイスファハーンを結節点とした国土改造と軍事行政制度等の統治体制の変革を検討する。その上で、改革の担い手となったコーカサス出身「王の奴隷」集団やアルメニア商人について、政治的・文化的・宗教的「境界」を超えた集団の観点から捉え直す。こうした国家制度の諸問題について、同時代のオスマン帝国(大きな国制変革を経験し、「第二帝国」と呼ぶ研究者も存在する)の事例についても言及する。このほか、ペルシア語およびジョージア(グルジア)語史料等についても適宜紹介する。 平常点および中間レポート(50%)と授業内での期末試験(論述式を含む課題)(5c0%)によって評価する。 次の教科書を使用する。/Will use the following textbook 前田弘毅 アッバース一世 山川出版社 978-4-634-35045-8 特に行わない。/Will not conduct guidance 担当教員 日向 太郎 担当教員 山下 将司 担当教員 前田 弘毅 所属 地域文化研究専攻 所属 歴史学 所属 歴史学 曜限 火 2 曜限 火 2 曜限 金 2 対象 1年 文科 理科 2年 文科 理科 対象 1年 文科 理科 2年 文科 理科 対象 1年 文科 理科 2年 文科 理科 総合科目B 国際・地域
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