時間割コード 31496 S 時間割コード 31492 時間割コード 31498 展開科目 文理融合ゼミナール 講義題目 授業の目標概要 この授業では、視覚芸術としてのマンガの「コマ割り」をめぐって、講義と実践的演習の両面から探究します。マンガの制作には、物語を構想すること、絵を描くことなど、様々な技術が用いられますが、中でも「コマ割り」はこのジャンルに固有の要素として、マンガに関する従来の批評・研究の中でも特権視されてきました。本授業では、そうした従来の理論について学びつつ、受講者各自が手を動かして実際にコマ割りという作業を体験することを通して、このジャンル固有の特性について考えを深めることを目的とします。なお、受講者の作成物は、授業内で共有した上でフィードバックを行います。 授業への積極的な参加と課題等の提出物から総合的に評価します。 教科書は使用しない。/Will not use textbook 第一回授業日に行う。/Will conduct guidance at first time 成績評価方法 教科書 ガイダンス 講義題目 授業の目標概要 成績評価方法 教科書 ガイダンス 講義題目 授業の目標概要 成績評価方法 教科書 ガイダンス 開講 授業科目名 文理融合ゼミナール(認知と芸術) 開講 授業科目名 文理融合ゼミナールS (身体と芸術) 開講 授業科目名 文理融合ゼミナールS (身体と芸術) マンガにとってコマ割りとは何か Archi-Choreographies:振り付けとしてのクセ(TAKE 7) 口癖、手癖、怠け癖、思考壁、酒癖、難癖、曲者、潔癖、寝癖、癖が強い、などなど、日本語の「クセ」という言葉は、単なる「習慣(habit)」には収まらない広がりを持つ不思議な概念です。この授業では人の持つさまざまな「クセ」を、当人が知らない間に身体や思考に植え付けられた根源的な「振り付け(コレオグラフィー)」とみなし、拡張されたダンスの問題として捉えます。そしてそのような身体や思考の偏りを受講生どうしの相互観察を通じて探り合い、個々のクセの来歴を明らかにしたり、それを他人に移したりすることで、個人の「その人らしさ」という感覚がどこで生み出され、どのように変容しうるかを検証します。新しい振付を考えることでダンスをいわば足し算的につくる通常のアプローチとは逆に、各自が気づかないうちにすでに踊っている振付を露わにすることで引き算的にダンスを浮かび上がらせる試みです。 出席、参加、学習・納得の程度、発表などを考慮に入れた自己採点をベースとします(怠け癖、虚言癖は減点の対象になります)。 教科書は使用しない。/Will not use textbook 特に行わない。/Will not conduct guidance 「生成AI」以降、人間の創造性を問う 2023年3月 OpenAIが公開した「GPT4」以降、「生成AIは文書も(静止)画像も<クリエート>する」と喧伝され、実際に人間のクリエータが解雇される傾向も一部で見られた。典型的なのは「マンガの背景描き」「アニメの背景描き」など、なにかそれらしいものが埋まっていればよい部分で「人件費の削減」が進んでいる。担当者は古典的な音楽家で20世紀の間は地上波テレビ番組(「題名のない音楽会」)の責任者など、伝統的に手や頭、耳と感覚を使う楽隊業として生計を立てていた者で、東京芸術大学美術学部・音楽学部双方を筆頭に、古くからの芸術に根を持つ作り手の側に立って、こうしたシステムが出て以降、もっぱら人間のクリエータにしか求められない「ものづくり」を大切に考えている。2024年5月には東京都美術館で「生成AI以降 人間の創造性を問う」展示を並行して準備しており、これとの連携も念頭に、実技の観点から問題を扱い、駒場生なりの手ごたえをもって帰ってもらいたいと思う。 出席と実技 教科書は使用しない。/Will not use textbook 第一回授業日に行う。/Will conduct guidance at first time 担当教員 三輪 健太朗 担当教員 中井 悠 担当教員 伊東 乾 所属 先進融合 所属 先進融合 所属 情報学環 曜限 火 2 曜限 月 5 曜限 火 6 対象 2年 文科 理科 対象 2年 文科 理科 対象 2年 文科 理科 展開科目 文理融合ゼミナール
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