2024Sシラバス
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時間割コード 30170 S 時間割コード 30549 講義題目 授業の目標概要 ヒトや動物の心や行動を対象とする心理学は、その科学的測定の特殊さゆえ、誤った理解や理論が社会に広がることも多い。心理学は、人間の心と行動の理解を目指す歴史ある学問であるが、心理学における研究手法は、科学技術の発達とともに常に変容しつづけている。本講義では、これまでの心理学実験の例やそこから導きだされた理論を学ぶことにより、心理学の基礎を学術的に理解することを目標とする。 筆記試験 教科書は使用しない。/Will not use textbook 第一回授業日に行う。/Will conduct guidance at first time 成績評価方法 教科書 ガイダンス 講義題目 授業の目標概要 成績評価方法 教科書 ガイダンス 開講 授業科目名 心理Ⅰ 開講 授業科目名 S 心理学概論 心理学概論 心と行動の文理融合科学としての心理学 本講義では心理学の成り立ちと人の心の基本的な仕組み及び働きを学ぶ。動物の行動を説明するのに心に言及することは擬人的とされ、科学的な態度ではない、とされてきた。自分以外の他者(ヒト、動物、機械)の心的状態は体験不能であり推測するしかないのだから、それはやむを得ないともいえる。しかし、人間を対象とした研究は、他者に心があることを前提としているのに、擬人的であるという批判はされない。この非対称性はなぜ起こるのだろうか。この非対称性を解消するためには、動物や機械にも心がある可能性を受け入れるか、自分以外の人間も含め、心があることを前提としない学問体系を作る必要がある。心理学という学問領域は、この2つの態度を右往左往してきた。そしてそれは今も変わらない。情報科学と生物科学の進捗により、心と行動の科学は今大きな改変を必要としている。このような状況で、心理学として何を学んでゆくべきなのか、共に考えよう。 授業時間中に行う小テスト(いつ行うかは明示しない)を3割、期末試験を7割として成績を評価する。 次の教科書を使用する。/Will use the following textbook 鹿取廣人ら編 心理学 第5版補訂版 東京大学出版会 978-4-13-012117-0 第一回授業日に行う。/Will conduct guidance at first time 担当教員 四本 裕子 担当教員 心理Ⅰ 岡ノ谷 一夫 所属 心理・教育学 所属 心理・教育学 曜限 月 3 曜限 火 5 対象 1年 文科 2年 文科 対象 1年 文科 2年 文科 基礎科目 人文科学

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