2024Sシラバス
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時間割コード 30167 時間割コード 30547 時間割コード 30584 講義題目 授業の目標概要 成績評価方法 教科書 ガイダンス 講義題目 授業の目標概要 成績評価方法 教科書 ガイダンス 講義題目 授業の目標概要 成績評価方法 教科書 ガイダンス 開講 授業科目名 S 開講 授業科目名 S 開講 授業科目名 S ローマ帝国とローマ法の歴史 共和政から帝政へと変容し、さまざまな問題に直面した古代ローマ帝国がどのような法制度を発達させて、現実社会に適応したのかを通覧する。その中で、現代社会にまで影響を及ぼしたローマ法が発達した歴史的・文化的背景についての理解を深めることを目標とする。 授業では古代ローマの歴史を講義形式で概観する一方で、いくつかの史料翻訳を具体的に取り上げながら、それぞれの時期の国制や統治領域の変化に応じて発達した法制度の諸相を考えていきたい。 本講義は、法律上の概念や政治思想を論じるものではなく、主として所与の史資料がどのように我々のもとに残されたかを考察することで、史料の扱い方に関する基本的姿勢を身につけることを目的とする。 授業後に提出するコメントシートと、学期末レポートで評価する。 プリントを配布する。/Will distribute handouts 第一回授業日に行う。/Will conduct guidance at first time 歴史学の思考法(1) 「歴史を学んで何になるんだろう」――年号や人名の暗記に苦しんだ受験勉強の最中に、そんな風に思ったことはないだろうか。しかし歴史学とはもちろん暗記ではない。「史料に基づき過去の人間生活の事象を研究する学問」である。それは専門的な学問領域であると同時に、“歴史学的にみる・考える”という普遍的な思考力を身に付けるためのトレーニングでもある。物事を常に長期的な視野で見る姿勢、経験不可能な物事に対するリアルな推測力、「現在」を相対的に視る力――歴史学によって必然的に養われるこれらの力(=歴史学的思考)は、過去を振り返るときだけでなく、今を生き、未来を踏み誤らないためにも必要不可欠のものだろう。 こうした認識に基づき、前期課程の学生が、歴史学的思考法とは何かを知り、“歴史学的にみる・考える”力を養うことができるよう、教養学部の歴史学教員は、「歴史Ⅱ:歴史学の思考法(1)」(Sセメスター開講)と「歴史Ⅰ:歴史学の思考法(2)」のふたつの授業をリレー講義形式で行うことにした。いずれも5名ずつの教員からなり、両方受講しても、いずれか一方を受講しても差し支えないよう、内容やバランスを加味して構成してある。 歴史学の研究とは、どのような発想と手法によって進められ、その結果どのような歴史像が描き出されるのか。歴史学を専門的に学びたい学生ばかりでなく、歴史学的思考法を身につけたいと考えるすべての文科生に受講してほしい。 授業内課題と期末試験で評価する。 次の教科書を使用する。/Will use the following textbook 東京大学教養学部歴史学部会編 『東大連続講義 歴史学の思考法』 岩波書店 9784000614061 2,000円+税 第一回授業日に行う。/Will conduct guidance at first time 戦後日本の歴史 現代に生きる者が直面している問題についてその起源にさかのぼってそれがなぜ発生したか、どこに問題があるかを解明するために、戦後日本の歴史を振り返っていく。その際には、戦後日本の政治や経済、社会のあり方の枠組みが形成される1960年頃までを特に重視して詳しく述べるが、授業自体は1990年代までを扱う。また、これまでの歴史研究で見逃されがちであった、マイノリティの活動やアジア近隣諸国との関係についても、意識的に論じていく。 その際には、同時代の史料をなるべく多く提示して、それを批判的に読み解く機会も設ける。それを通じて歴史学の手法の初歩を学んでいく。 授業に対するコメントやレポートをもとに評価する。 教科書は使用しない。/Will not use textbook 特に行わない。/Will not conduct guidance 担当教員 歴史Ⅰ 田中 創 担当教員 歴史Ⅰ 中野 耕太郎 担当教員 歴史Ⅱ 外村 大 所属 歴史学 所属 歴史学 所属 歴史学 曜限 月 3 曜限 火 5 曜限 水 1 対象 1年 文科 2年 文科 対象 1年 文科 2年 文科 対象 1年 文科 2年 文科 基礎科目 人文科学

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