マウスを対象とした光遺伝学と光学計測によ31605 金 4 初年次ゼミナール理科 授業の目標・概要 複雑な脳の機能がどのように実現されているかを知るためには、脳の構成要素である神経細胞の活動を計測して、脳の機能と神経活動の対応を明らかにしたり、神経活動を制御したときに知覚や認知、運動がどのように変化するかを明らかにしたりすることが重要です。このような技術として、最近では「光」を使った方法の開発や利用が盛んで、マウスなどのモデル動物を対象として特定の神経細胞の活動だけを選択的に制御したり、数百~数千の神経細胞活動を同時に計測したりする事もできるようになっています。本講義ではこのような光遺伝学と光学計測の技術に焦点をあてて、これらの技術を利用した脳科学研究の基礎や最新の動向に関する講義を行います。また、グループワークとして関連する文献の調査や研究計画の立案と発表、質疑応答を行い、これらの内容をレポートにまとめてもらいます。 (授業の目的) ・文献を検索し、内容を理解できるようになる。 ・先行研究を発展させ、新規の知見を得るために必要な方法を考える事ができるようになる。 ・自身の考えを他人と共有し、議論を通して新たなアイディアや知見を得るためのプレゼンテーション能力やレポート作成能力の基礎を身につける 初年次ゼミナール理科の評価方法によって評価します。 成績評価方法 授業のキーワード 問題発見・解決、論文読解、光遺伝学、チャネルロドプシン、カルシウムイメージング 教科書 ガイダンス 授業中に指示をする。/Will specify at class time 書名 著者(訳者) 出版社 ISBN その他 第1回授業日に行う。ガイダンス教室については掲示板等で告知する。 る脳科学研究入門 蝦名 鉄平 医学部
元のページ ../index.html#107