1年 文科 理科 2年 文科 理科 水 5 A 1年 文科 理科 2年 文科 理科 金 2 A 時間割コード 時間割コード 展開科目 人文科学ゼミナール 50673 講義題目 授業の目標概要 成績評価方法 教科書 ガイダンス 50949 講義題目 授業の目標概要 成績評価方法 教科書 ガイダンス 開講 授業科目名 人文科学ゼミナール(ことばと文化) 開講 授業科目名 人文科学ゼミナール(ことばと文化) 『墨子』を読んで、平和の話をしよう 中国古代思想のうちでも、侵略戦争への反対を明確に述べた『墨子』の原文を、漢文訓読の方法によって読む。 『墨子』の思想としては「兼愛」即ち無差別愛がよく知られるが、それはおのずと「非攻」すなわち侵略戦争反対につながる。無差別愛、侵略反対という、極めて今日的ともいえる思想は、中国古代において、漢文という言語においてどのように表現されていたのか。現在から見れば不満や違和感を感じる箇所もあるかも知れないが、それらをも含めて、彼らの議論と向き合ってみたい。 基本的には毎回の授業における表現に基づいて評価する。受講者が多く、細やかな観察が難しければ、レポートのような課題を課すことになるかも知れない。 プリントを配布する。/Will distribute handouts 第一回授業日に行う。/Will conduct guidance at first time アメリカ合衆国の文学を読む An Introduction to the Literature of the United States 19世紀の古典から20世紀後半の作品まで、アメリカ合衆国の代表的な作家によって書かれたいくつかの短編小説、長編小説、詩を講読する演習形式の授業です。レイモンド・カーヴァー(Raymond Carver)、エドワード・P・ジョーンズ(Edward P. Jones)、グレイス・ペイリー(Grace Paley)、ゾラ・ニール・ハーストン(Zora Neale Hurston)の短編小説、ロバート・フロスト(Robert Frost)とエリザベス・ビショップ(Elizabeth Bishop)の詩、マーク・トウェイン(Mark Twain)の長編小説を今のところ取りあげる予定ですが、一部の作品は差し替えるかもしれません。短編小説と詩は英語で読み、長編小説は日本語訳を基本としつつ、ときどき原文も参照して読み進めます。学期の後半は文学作品について論じる際のヒントを提供してくれる英語の文章(This Thing Called Literatureからの抜粋)も並行して読みます。舞台となる場所、時代、登場人物、扱われる主題や文章のスタイルなどは作家によって異なりますが、テクストにしっかりと向きあい、個別の作品を楽しんで読みながら、多様で雑多なアメリカ合衆国の文学の魅力に触れる機会、文学の言語やそこで描かれる社会への関心と理解を深める機会にしてください。文学作品を分析的に読むおもしろさを実感してもらいつつ、文学研究への入門となる授業を目指します。 発表やグループでのディスカッションを中心に進行するため、受講生の主体的な参加を求める授業であることは強調しておきます(説明を聞くだけでいたいという人には向かない授業です)。しっかり予習をして積極的に議論に参加してもらえるならば、今まであまり文学作品を読んでこなかった人も含めてあらゆる学生の受講を歓迎します。短編小説を扱うあいだは毎回5〜10ページほどの英文、詩のときは数ページ分の英文、長編小説を扱う学期後半は日本語訳で毎回80ページほどの分量(およびレポート・論文を書くためのヒントを提供してくれる英語の文章2〜3ページ分)を読んだうえで参加してもらうことになります。毎週の予習にある程度の時間がかかることを覚悟しておいてください。こちらからも補助教材の提供などをとおしてサポートします。長編小説は指定する日本語訳を購入してもらいますが、それ以外の教材は印刷物とPDFファイルで提供します。履修が決まった方は初回の授業から必ず出席してください。初回は予習の必要はありません。 なお、少人数の演習の環境を確保するため、授業の履修者数は20名程度を想定しています。履修希望者が20名を大幅に超える場合、初回授業時(10/4)に履修者選考のための短い論述課題について説明し、10/7までに指定する方法(Googleフォーム)で提出してもらいます。そのうえで遅くとも第2回授業(10/11)の前日までに受講を許可する学生のリストをUTOLの授業のページおよびUTAS上の教務課からの掲示で通知します。履修希望者数が20名以下の場合は課題による選考は実施しません。履修を希望する方は必ず初回のオンライン授業から参加してください。 ※学部の方針に従い、初回のみZoomでのオンライン授業、2回目以降は対面授業となります。 予習やディスカッションへの参加度を含む平常点(30%)、発表担当(20%)、毎回提出のレスポンス・ペイパー(20%)、期末レポート(30%)を基本として判断し、学期末に調整を加えます。ただし発表担当とレポート提出の両方をこなしていることを単位認定のための必須条件とします。 予習をしていない場合、議論に参加していない場合は欠席と同じ扱いです。また、特別な事情や教員への連絡がないまま4回以上欠席した場合は不可とします。 次の教科書を使用する。/Will use the following textbook マーク・トウェイン(柴田元幸訳) ハックルベリー・フィンの冒けん 研究社 9784327492014 特に行わない。/Will not conduct guidance 担当教員 谷口 洋 担当教員 井上 博之 所属 国文・漢文学 所属 英語 曜限 曜限 対象 対象
元のページ ../index.html#52