1年 文科 2年 文科 月 3 1年 文科 2年 文科 火 5 A 1年 文科 2年 文科 月 3 A 時間割コード 時間割コード 時間割コード 基礎科目 人文科学 基礎科目 人文科学 50131 A 講義題目 授業の目標概要 成績評価方法 教科書 ガイダンス 50453 講義題目 授業の目標概要 成績評価方法 教科書 ガイダンス 50132 講義題目 授業の目標概要 成績評価方法 教科書 ガイダンス 開講 授業科目名 哲学Ⅱ 開講 授業科目名 開講 授業科目名 「他者」を改めて問う──〈類似的他者〉の概念に向けて 20世紀フランスの哲学における他者概念を足がかりにして、この概念を批判的かつ発展的に論じていく。1990年代以降、他者というと、「差異」「絶対的な懸隔」「絶対的他者」等々が取り上げられることが多かったし、それには一定の意義もあったが、こうした他者の捉え方には落とし穴があるのではなかろうか。この授業ではそれとは正反対に、「私」と類似した他者について考えてみたい。類似した他者について語ることは、「絶対的他者性」の観点からすると排他的と思われるかもしれないが、はたして本当にそうだろうか。これは哲学的な認識論や存在論のみならず、精神疾患や精神障害についての研究、更には政治経済にも関わる広大な領域と関わるテーマである。 期末に提出するレポートで評価。 教科書は使用しない。/Will not use textbook 特に行わない。/Will not conduct guidance 哲学の探求方法を考える 哲学とは普遍的なテーマについて考えるものである一方で、その語られ方や書かれ方は各時代の文化的社会的な特徴を反映したものでもある。本授業の目的は、西洋哲学を哲学史的な観点から俯瞰しつつ、各時代の「語り方/書き方」や特徴的なトピックに着目することで、それぞれの時代における哲学のアクチュアリティとその焦点がどのような事柄に向けられていたのかを理解することを通して、哲学的な問いや応答の仕方を学ぶことにある。そのために、本授業では古代から近代までの各時代の文化的社会的背景を踏まえつつ、それらに呼応する特徴的なテキストを取り上げて読むことで、哲学における基礎知識や考え方を身に着けることを目指す。 初回授業時に告知します。 授業中に指示をする。/Will specify at class time 特に行わない。/Will not conduct guidance 死をめぐる生命倫理 本シラバスを入力している2024年7月25日現在、未だに日本は新型コロナウイルス感染症の猛威(第11波)の渦中にある。既に4年半に及ぶコロナ禍にあって、最も軽視されてきたのは、存外にも人々の「死」であるように思われる。厚労書の公表(本年6月5日)によれば、日本でも累計10万5950人の者が新型コロナで死亡しており、そこには10万5950の悲しみがあるにもかかわらずである。しかし、顧みれば、こうした死の軽視は今に始まったことではなく、脳死や安楽死・尊厳死の推進政策の延長線上での事態ではあるまいか。 そこで本講義では、現況の基点をなす脳死と安楽死・尊厳死の問題を主題として、死について倫理的かつ多角的に考える。そして講義の終盤では、レベルを一段上げて、M.フーコーやG.アガンベンが論じた「生権力」と「死権力」の問題を扱い、さらに「人間の尊厳」について考察する。 脳死と安楽死・尊厳死はもとより、死そのものに関して、自分の倫理的思考を錬磨することを目指す。そして、それを通じて、そもそも「倫理」とは何かを省みることを大目標とする。 開講時(ガイダンス時)に課す「授業アンケート」の提出を条件として、期末試験で評価する。 授業内の質疑応答での優れた回答や、自主レポートの提出は、成績評価に加味する。 コロナなどの状況次第で、期末試験を期末レポートに変更する可能性がある。 教科書は使用しない。/Will not use textbook 第一回授業日に行う。/Will conduct guidance at first time 担当教員 國分 功一郎 担当教員 哲学Ⅱ 松村 康平 担当教員 倫理Ⅱ 小松 美彦 所属 哲学・科学史 所属 哲学・科学史 所属 哲学・科学史 曜限 曜限 曜限 対象 対象 対象
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