2024Aシラバス
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全学自由研究ゼミナール 1年 文科 理科 A 2年 文科 理科 時間割コード 成績評価方法 教科書 ガイダンス 51400 授業の目標概要 教養学部後期課程(理系)・統合自然科学科の「統合生命科学コース」には、ライフサイエンス研究の若きトップランナーが集結し、生命科学のフロンティアを開拓しています。本ゼミの履修学生は、最先端の研究を展開している研究室に数名ずつ配属され、未解明の研究課題に実際に取り組んでもらいます。 研究の進め方は教員と相談して決めます。研究室によって曜限を指定する場合、指定しない場合、集中して行う場合があります。セメスターの最後に、履修者全員が参加して成果報告会を開催する予定です。 統合生命科学コースの特徴は、先端性と多様性である。准教授が独立した研究室を運営できるため、26もの研究室がある。その研究テーマは極めて多様であり、分子生物学や細胞生物学、植物生理学といった理学的な基礎研究から、神経科学、内分泌学といった医科学的な研究、そして、創薬などを目指した薬学・農学・工学的な研究まで多岐にわたる。ノーベル生理学・医学賞を受けたオートファジー研究が駒場で開始されたという事実が象徴するように、流行にとらわれない独創性の高い研究が行われている。実験や理論などのアプローチ法も多彩である。若き教員が柔軟な発想で、先端的でチャレンジングな研究テーマを選び、熱心に学生を指導するのみでなく、教員自らが現場に立って実験をしている研究室も多い。 生命科学が大好きで、新しい分野を切り拓きたいという熱い想いを持つ学生を歓迎する。また、文系から理系への転向を考えている学生も受講できる。教科書で学ぶことの先にある生命科学の最先端を体験して欲しい。 担当教員と研究テーマ(テーマと教員は変更・増減する可能性があります): 野本 貴大 切らない手術 ケミカルサージェリー・ドラッグデリバリーシステム 道上 達男 ツメガエル胚の形づくりに力はどのように関わるか 晝間 敬 植物と共生する微生物の未知の機能の探索 吉本 敬太郎 核酸医薬の分子設計と機能評価 加納 純子 染色体末端テロメア/サブテロメアの分子機能の解明 研究への取り組みや成果報告会での発表をもとに評価します。 教科書は使用しない。/Will not use textbook 特定日に行う。/Will conduct guidance at another time 成績評価方法 教科書 ガイダンス 開講 最先端の生命科学研究を駒場で体験する/Experiencing cutting-本自由研究ゼミナールは、体験ゼミ「伊豆に学ぶ」「森に学ぶ」とは少し違う角度から本件について考察を深めていきたいと考えています。違う角度とは何か?このゼミナールでは自律的に企画することにより、「伊豆に学ぶ」「森に学ぶ」とは違った視点得て、発信することを通して深く考える力や行動する力を涵養してもらいたい。 この自由研究ゼミの目標は「林業問題」の解決に向け政策提案することではありません。政策提案することを目標としてしまうと、あたかもその提案によって解決できるかの如く話をまとめることが目的になり兼ねません。 複雑な問題に対して何とか「解」を捻り出して政策提案することではなく、複雑な問題とじっくりと向き合うこと自体を目的とします。 大学入学試験では、正しい解を素早く出すことが求められるので、多くの東大生はついつい結論を急いでしまいがちではないでしょうか。入試であれば、回答欄に不正解を記そうが、何も書かずにいようが、0点であることに変わりません。偶然か何かのハズミで正解する可能性があるならば、記入しないよりも何らかの解答を記すべきだと教わります。 しかし、今の話題は大学入試ではないので、テキトーな答えを書き入れて、さっさと思考を終わらせることは上策ではありません。答えが出ないことと向き合うことは、東大生がもっとも不得手とすることかもしれません。皆さんが社会に出てから向き合うことは、一筋縄では行かないことが多く、最短距離で正解に直行する思考方法はあまり役に立たないでしょう。そのこと知ることは決して無駄なことではありません。 答えが出せない複雑な問題は、人任せにして、自分はうまく避けて通ればよいのでしょうか。 本ゼミでは、受講生が希望すれば、南伊豆を訪ね林業会社でインターン体験をするというオプションを生み出すことができます。 さて、前述した様に、 このゼミでは五月祭・駒場祭に「日本は林業を放棄してよいのか」企画を打ち出します。 問題の本質が何であるのかを一緒に考えるきっかけを提供するのがこの企画の狙いです。 学園祭企画を創作していきましょう。 ※学園祭に自分たちの企画を出展することを本ゼミの最終目標とする 授業中の取り組み姿勢、企画立案および企画実行の取り組み姿勢、責任ある行動を重視する。 教科書は使用しない。/Will not use textbook 第一回授業日に行う。/Will conduct guidance at first time edge life science research at Komaba 講義題目 担当教員 吉本 敬太郎 所属 教養学部 曜限 単位 対象 集中 2

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