2024Aシラバス
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全学自由研究ゼミナール 1年 文科 理科 2年 文科 理科 2年生は本科目の成績が前期課程修了要件に含まれない見込が高いので、履修にあたっては十分に注意すること。 【注意】この自由研究ゼミは対面で実施します この講義の最大の目標は、伊豆ゼミ運営に関わる学生スタッフの育成と組織化である。学生スタッフとは一ゼミ生でありながら、伊豆ゼミをよく理解するファシリテータとしてゼミにおいて自律的に活躍してゼミの目指すべき方向性を示す、伊豆ゼミの中核となる存在である。大役であればこそ、大きく成長する機会となるであろう。大役と聞いてちょっと尻込みする貴方・貴女へは、「それができる様に育てるのがプラスの講義です」「案ずるより産むが易しです」と励ましたい。 この講義のもっと具体的な目標は、全学体験ゼミ「伊豆に学ぶプラス初級編」の事前講義と事後講義を企画・運営することである。その背景には、伊豆に学ぶへのより深い理解が重要であることは言うまでもない。 本講義「伊豆に学ぶプラス上級編」は、伊豆ゼミの果実を確かなものにするために、真剣に考え・顧みて、議論することを大切にする。最近の若者を支配する「空気を読む」ことを強要するような雰囲気には、異を唱えたい。同じるばかりに気が行っては、自由にとことん議論して真に和するということがないのではないかと心配になる。和して同ぜず。色々な背景を背負った受講生同士が異なる意見を吐露し合い、むしろ意見が違っても大切に思っている根っこの部分が同じであったり共通性があったりすることに気付くこと、そういう仲間の存在のありがたさを知ることを実現する「場」を本ゼミに具現したい。受講生同士のつながりから、己と社会のつながりをいかに構築していくかを模索し、社会の一員として環境保全に取り組むべきと強く意識できることを期待したい。学生が主体となり、自由に学ぶ「場」を実現すること、それが全ての伊豆に学ぶシリーズに共通する理念であり、伊豆に学ぶプラス生(上級編)が果たす役割である。総合大学ならではの面白さを追求したいと考えている。 授業態度、取組姿勢を重視し、プレゼンテーションとファシリテーションの質を評価する。 教科書は使用しない。/Will not use textbook 第一回授業日に行う。/Will conduct guidance at first time A 時間割コード 時間割コード 51393 授業の目標概要 【注意】この授業は開講日程の都合上、成績が所定の確認日より後に公開される見込みが高いので留意すること。特に成績評価方法 教科書 ガイダンス 51394 授業の目標概要 これまで全学体験ゼミ・全学自由研究ゼミを通して多くの東大生に接する機会をいただき、気づいたことがあります。それは、東大生は効率よくスマートに動きたい思いが強く、スマートに片づけられないことを遠ざけがちであるということ。もちろん、全員がそうだと決めつけるつもりはありません。 そう言われると自分も当てはまるかも知れない。 この機会に何とかしたい。 そう思ったあなたにこそ、このゼミをお奨めしたい。 君の大切なものは何? どういう価値観で生きているの? 社会とどう向き合って生きていくつもりなの? と尋ねると、以下の様に回答する東大生がかなり高い割合でいます。 自分は何がしたいのか分からない・決められない。 それを決めずに入れるから東大を選んだと言い、 大学でやりたいことを今探しているところなので、その問いには直接答えることはできません、と。 しかし、大学に入っても自身の価値観は固まらず、進振り制度に直面しても自分が何をしたいのか、何をすべきなのかということを自分では決められずに、右往左往していないでしょうか。結局自分では決められずに、何となく皆が行きたがる人気の高い学科が良さそうに思えてくる。人気が集中すると点数が足りなかったりする。すると、自分の点数と見⽐べて、自分の点数で行ける中で一番点数が高そうなところを選んだりしてしまう。そのような調子で過ごしていて、果たして自分の頭で考え、判断したことになるのでしょうか? そんな調子で大学生活を過ごして、大学を卒業して社会に出た時に、自律的に判断・行動できる人材に自分を仕立てられていると思えますか? 次に林業について。 本ゼミ主催者は長年、全学体験ゼミ「伊豆に学ぶ」「森に学ぶ」を担当してきました。それらのゼミ中に学生に日本林業の今後の展望を尋ねると、利益を出せない以上は林業が停滞するのはやむを得ないという、大人の意見が返ってくることが多いです。 ってゆーか、そんな答えしか返ってきません! 東大生は、涼しい顔をして大人の意見を言うだけで満足する人が多いと思います。 「林業は難しい」という答えは現時点の状況を端的に表わしているという点で、試験の解答としては正解なのかもしれません。しかし、そう片づけてしまえば、それで仕舞いです。そこからはもう何も新しいことが生まれて来そうにもあ開講 伊豆に学ぶプラスA上級編 「感じる・考える・行動する」サイクルの発動 開講 獣害問題とは何の問題かA (自由自主の企画系ゼミ) ~獣だけの話ではない。見えにくい防災問題や国土荒廃の連環~ A 講義題目 講義題目 担当教員 鴨田 重裕 担当教員 鴨田 重裕 所属 農学部 所属 農学部 曜限 単位 対象 集中 曜限 単位 対象 集中 1年 文科 理科 2年 文科 理科 2 2

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