全学自由研究ゼミナール 1年 文科 理科 2年 文科 理科 金 3 A 時間割コード 時間割コード 51446 授業の目標概要 新型コロナウイルスパンデミックは、世界中の国々に大きな影響を与え、社会経済的な変革を促しました。また、世界では、「カーボンニュートラル」「サーキュラーエコノミー」「経済暗線保障(サプライチェーン強靭化)等の大きな課題に直面し、まさに激変の時代に直面しています。 日本では、さらに、超少子高齢化、生産年齢人口の減少(人手不足)や財政赤字、急速に進む円安、物価上昇、若年層の格差拡大、国内市場の需要飽和、消費者ニーズの多様化・個別化といった新たな構造変化の局面を迎え、国内生産の促進や技術保護、国際的な協力などさまざまな政策を大規模に展開しています。半導体の重要性がますます高まる中、これらの動きは今後も注目されるでしょう。天然資源確保、食糧確保等の枠組みについても再検討する必要があることも強く示唆されます。ロシア・中国をめぐる国際秩序の変化、インドの人口増加、中東などにおける民族や宗教の対立をはじめとする世界の不安定化等、日本を取り巻く環境はめまぐるしく変化しています。 このようなグローバルな大変化や出来事1つ1つが、直ちに我々の生活や経済などに大きな影響を与え、これらが様々なリスクを含んでいることに気づかされます。これまで日本が享受してきた「秩序」や「安心」を確保する枠組みは、決して自明なものではなく、持続可能なものではないことを実感する時代に突入しました。 他方、生成型AIに象徴される人工知能(AI)と機械学習、量子コンピュータ、バイオテクノロジー、ナノテクノロジー、ドローン技術などの新技術は、私たちの社会や生活を大きく変える可能性を秘めています。「豊かさ」や「安心」を持続可能にしながら、「今までなかった価値」を生み出していくためには、社会と経済の「仕組み」を不断に見直し、世界の目まぐるしい変化の最先端に適応し続けることが求められます。 本講義では、このような激動する社会において、政策立案の最前線で日々奮闘している経済産業省、財務省及び金融庁の現役官僚をゲストスピーカーとして招きます。それぞれが担当する政策分野について、 ①激動する国際社会の動向、 ②その変化が私たちの社会・経済に与える影響やその変化の意義、 ③これらを踏まえた日本経済の再生に向けた戦略、 ④政策が果たす役割を語るとともに質問に答え、また学生の皆さんとディスカッションしていただきます。産業政策、財政政策、金融政策、通商政策、資源エネルギー政策、環境政策など私たちの社会・経済のあり方に深く関わる政策をテーマとしてとりあげる予定です。 本講義を通じ、以下の3点を身につけていただくことができると考えています。 1)メディアでは時として報道されない、世界規模の構造変化の真の姿 2)学際的な視点から、社会・経済の諸問題を分析すること 3)日本経済の再生戦略と、それを実現するために政策が果たす役割 文系・理系を問わず、次代の日本を担う学生の皆さんの幅広い参加を期待しています。 出席点及びレポートにより評価。レポートは、各回の終わりにゲストスピーカーが出題する課題について、2テーマを選択し、それぞれ数枚(A4で2-3ページ)にまとめたものを、所定の時期(各回の講義の中でお知らせします。)までに提出して下さい。 詳細はガイダンス時に説明いたします。 教科書は使用しない。/Will not use textbook 第一回授業日に行う。/Will conduct guidance at first time 成績評価方法 教科書 ガイダンス 51354 成績評価方法 教科書 ガイダンス 開講 日本の経済戦略と政策が ~政策の最前線で奮闘する 現役官僚が語る~ 開講 法律実務家からみた 「法律を学ぶことのススメ」 A 講義題目 果たす役割 講義題目 担当教員 星野 岳穂 担当教員 梅林 啓 所属 公共政策大学院 所属 法学部 曜限 単位 対象 曜限 単位 対象 1年 文科 理科 2年 文科 理科 授業の目標概要 私たちの社会や生活は、あらゆる面において、法律によって規制されている。「規制」というのは、自由を奪うという側面もあるが、法律がなければ、無秩序な社会になるだけなので、法律は私たちに平穏な生活をもたらすツールでもある。法律は、誰に対しても否応なしに適用されるものなので、法律を知っていることは生きていくための武器になる一方で、法律を知らないことで損をすることも多い。 法律を学ぶことは難しいと感じている人も多いかもしれないが、全ての法律を知る必要はない。法律を学ぶコツを知れば、必要なときに法律を知りに行くこともできる。ただ、法律は深く学べば興味は尽きない学問でもある。 この授業は、検事として16年、弁護士として17年の実務経験を有する教授が、法律を学んだことのない学生を対象に、法律を学ぶことの意義、楽しさ、将来への実益について、様々な切り口から講義することを内容とする。そして、社会に出たときに、法律を学んだことがどう役立つかを理解し、法学部によるさらなる学業への意欲に繋げることを目標とするが、法学部に進学しない人にとっても、法律を学ぶことに興味を持つことを目標とする。 出席 教科書は使用しない。/Will not use textbook 第一回授業日に行う。/Will conduct guidance at first time 2 金 5 2
元のページ ../index.html#286