2024Aシラバス
282/347

2年 文科 理科 授業の目標概要 この授業では、「脱植民地主義と性(ジェンダー・セクシュアリティ)の政治」をテーマに、主に東アジアの地域に焦点1年 文科 理科 全学自由研究ゼミナール 1年 文科 理科 2年 文科 理科 授業の目標概要 東京大学の地震研究所と史料編纂所が連携して設立された地震火山史料連携研究機構では、地震学者と歴史学者が協力金 2 A A 時間割コード 時間割コード 51408 成績評価方法 教科書 ガイダンス 51426 成績評価方法 教科書 ガイダンス 開講 地震火山史料を読む 開講 脱植民地主義と性の政治 して史料の収集・編纂と分析と、地震活動や火山活動の長期的な情報を提供するデータベースの構築を行っている。 この連携研究機構が提供するゼミナールでは、地震や火山噴火に関する歴史史料を読みとく。入門的な素材からスタートし、講義の後半では受講生の興味に応じて選択した史料を読みとく。デジタルアーカイブで公開されている史料を活用し、必要に応じて既刊の地震史料集や刊本も利用する。歴史史料を読みとく作業を通じて、必要な情報を抽出し解釈する方法を学び、また、異分野融合研究の意義や在り方に触れる。 授業は、加納靖之(地震研究所)が担当する。 【目標】 ・歴史学や地震学を背景として、地震や火山噴火に関する歴史史料を読みとく ・複数の研究分野からのアプローチでより深く現象を理解できることを知る ・これらの研究のおもしろさや解決すべき課題について考える 【こんな人に来てほしい】 文系理系を問わず、歴史、地球、防災などに関心のある人。また、本や資料を読むのが好きな人、観察や観測をもとに推理するのが好きな人など。 (参考)地震火山史料連携研究機構の概要 地震火山史料連携研究機構は、東京大学の地震研究所と史料編纂所が連携して設立されました。この学際的な研究機構では、歴史学者と地震学者が協力して史料の収集・編纂と分析を実施し、日本における地震活動や火山活動の長期的な情報を提供できる科学的なデータベースを構築しています。このような歴史時代のデータは、地震や火山の危険性の長期的な予測には不可欠です。 授業での報告や討論への参加。課題(毎回のゼミナールに関する簡単なメモ)の提出。期末レポート。 教科書は使用しない。/Will not use textbook 第一回授業日に行う。/Will conduct guidance at first time を当てた学術論文を読み、脱植民地化のプロジェクトへの参与を促す。 東アジアでは19世紀から20世紀にかけて華夷秩序から「大東亜共栄圏」へと国際秩序が再編された。日本の帝国化とそれにともなう植民地支配をとおして北海道や沖縄、朝鮮や台湾は近代化のプロセスに巻き込まれ、性の政治が日本の帝国主義・植民地主義のプロジェクトにおいてきわめて重要な役割を果たした。グローバル冷戦が終焉を迎えた1990年代以降、植民地支配を受けた諸地域では脱植民地化に関する議論が盛りあがりを見せたが、敗戦後も脱帝国化が果たされなかった日本ではそれらの議論に応答する声をついにもたないまま、歴史修正主義の跋扈を野放しにしている。 この授業では、(脱)植民地主義/(脱)植民地化について、ジェンダー・セクシュアリティの観点から批判的に考察する。この作業をとおして、受講生には脱植民地化プロジェクトへの参与を促す。 授業に対する貢献度(発表やディスカッションへの参加)を総合して評価する。 教科書は使用しない。/Will not use textbook 第一回授業日に行う。/Will conduct guidance at first time 講義題目 講義題目 担当教員 加納 靖之 担当教員 福永 玄弥 教養教育高度化機構 金 2 所属 地震研究所 所属 曜限 単位 対象 曜限 単位 対象 2 2

元のページ  ../index.html#282

このブックを見る