1年 文科 理科 2年 文科 理科 ChatGPT等の生成AIが登場してから、人とAIとの関わりがより日常的になり、AIを適切に、効果的に使うことが求められています。すなわち、AI社会を生き抜くため、求められる能力・スキルが変化しつつあると考えられます。これから社会に出ていく大学生自身がAIについて理解し、どのような能力・スキルを身につけるべきかを考え、認識することも重要です。 本授業の目的は、授業での文献・資料の読解や体験・議論を通じて、AI社会を生き抜くために求められる教育・学習の在り方を自分なりに考えて示すことです。 授業の目標 ・AIや教育・学習に関する資料を読み内容を説明できる。 ・AIや教育・学習に関するトピック、キーワードについて定義や内容を自分の言葉で説明できる。 ・文献・資料、ゲスト講義の内容について疑問・質問を考え、口頭もしくはテキストで示せる。 ・問いに対する考えや教育・学習の在り方についての自分の考えをテキストもしくは口頭で他者に説明できる。 ・AI社会を生き抜くために求められる教育・学習の在り方をレポートもしくは口頭発表で示せる。 最終成果物(40%)、毎回のふり返りシートの提出(40%)、グループワーク/ディスカッションへの参加・貢献(20%)により総合的に評価します。 最終成果物は、グループでのレポート作成とする予定です。 教科書は使用しない。/Will not use textbook 第一回授業日に行う。/Will conduct guidance at first time A 1年 文科 理科 水 5 A 2年 文科 理科 冷戦終結後の約30年間、世界経済の基調は「グローバル化」であった。物とサービスの貿易を自由化し、知的財産権の保護水準を斉一化しようとするWTO協定が、1995年に発効した。製造業のサプライチェーンは全世界に延び、各国の国民経済は「フラット化」し、自由貿易の水準をいっそう高めるための自由貿易協定(FTA)が盛行した。その間、わが国はCPTPPの締結・発効など尽力したが、世界の情勢によく対応できず、経済成長は達せられず、国際的地位は低下を続けた。 いまや、この基調が大きく変わろうとしている。習近平体制の中国は軍備拡張を進めつつ、その経済力を武器化する姿勢を強めている。とりわけ台湾をめぐる情勢は、日に日に緊迫している。これに対し、米国は厳しい対応を強めており、バイデン政権がハリス政権になってもトランプ政権になっても基調が変わるとは予測されない。さらに、ロシアによるウクライナ侵略により、別種の不安定要因が生じている。これに伴って国際経済も大きく変化しており、日本を含む各国の法や企業のビジネスにも、大きな影響が及んでいる。 このゼミでは、法律と経済・経営という異なる視点から「ルール形成戦略」を手がけてきた担当教員2人と共に、経済の最前線で企業が直面する課題を理解し、「ルール形成戦略」の観点から課題を解決する機会を提供する。 担当教員(玉井克哉)は法学者であるが、知的財産法や行政法などの分野で、日本全体のルール形成に従事してきた。その立場から、現在の急激な変化を踏まえたルール形成戦略を研究対象にしている。 担当教員(國分俊史)は、企業に対するコンサルテーション業務を長年担当し、その中で「ルール形成戦略」の重要性を強調した草分けとして、経済安全保障に先覚的な多くの企業の要望に応えてきた。その過程で、国内・海外の政治・経済関係の要人と頻繁に接触している。 これに加え、川井大介助教(インド太平洋安全保障・重要新興技術政策)が恒常的に参加し、さらに武見綾子准教授(グローバル合意形成分野)が随時参加する予定である。同准教授は、国際的なヘルス・セキュリティと保健政策の専門家であり、マッキンゼーでコンサルタントの経歴や、世界保健機関(WHO)での職歴も有しており、昨年2月から、先端研において「グローバル合意形成分野」を立ち上げる、気鋭の研究者である。 全学自由研究ゼミナールは、通常の科目とは異なり、「合」「否」によってのみ評価することとされている。毎回の授業に参加しクラスの議論に貢献した場合は、「合」となる。 教科書は使用しない。/Will not use textbook 第一回授業日に行う。/Will conduct guidance at first time 時間割コード 時間割コード 全学自由研究ゼミナール 51464 授業の目標概要 成績評価方法 教科書 ガイダンス 51470 授業の目標概要 現在の世界は、激動の中にある。 成績評価方法 教科書 ガイダンス 開講 教育・学習を考える 開講 「経済安全保障」と ルール形成戦略 AI社会を生き抜くための 講義題目 講義題目 担当教員 教養教育高度化機構 水 5 中澤 明子 担当教員 玉井 克哉 所属 所属 先端科学技術研究 センター 曜限 単位 対象 曜限 単位 対象 2 2
元のページ ../index.html#274