1年 文科 理科 2年 文科 理科 授業の目標概要 持続可能な開発目標(SDGs)は、ミレニアム開発目標(MDGs)の後継として2015年の国連総会で採択され、17の目標が定められている。MDGsが途上国の貧困削減や社会開発に焦点を当てていたのに対し、SDGsは世界中の国々の経済・社会・環境といったより広い問題を扱うものである。その広さゆえ総花的であるという批判もある一方、多くのアクターを巻き込めるという利点も指摘されている。 この授業では、このようなSDGsについて高校生が効果的に学べる授業を設計してみることで、SDGsについての自分自身の学びを深めることを目指す。他者に教えることそのものや、授業を設計する過程での調査や議論は、本人にとって最も身につく学びとなる。また、この授業では「効果的に学べる」ためにアクティブラーニングという手法を用いた授業を設計することを目指す。 具体的な到達目標は、以下の通りである。 ①SDGsが作成された背景について説明することができる ②SDGsの意義について説明することができる ③SDGsの課題について説明することができる ④SDGsの17の目標について説明することができる ⑤学習者の学びを深める授業の方法について説明できる ⑥SDGsについて学習者の学びを深める50分間の授業を設計することができる 最終成果物=授業案(50%)、平常点=議論への貢献(50%) 教科書は使用しない。/Will not use textbook 第一回授業日に行う。/Will conduct guidance at first time A 1年 文科 理科 A 2年 文科 理科 授業の目標概要 国際社会で生じる問題は、自然現象ではなく社会現象である以上、一人一人の力によっ てわずかながらでも良くすることもできるし、さらに悪くしてしまうこともあります。履修者の皆さんには、この点を意識し、自分の頭で国際問題の解決策を考えられるようになってほしいと考えています。 この授業では、「模擬国連会議(Model United Nations)」というアクティブラーニングの手法を用いて、国際問題の解決法を考えます。多様な利害・価値観に配慮することの重要性を理解するには体感してみることが早道ですが、模擬国連会議では、一人一人が米国政府代表や中国政府代表などの担当国になりきって国際問題について話し合います。立場を固定されている点ではディベートと同様です。しかし、 相手を論破することで勝利を目指すディベートと異なり、模擬国連会議では合意形成が目的であるため相手の利害・価値観を尊重したうえでの妥協が重要になります。この点を重視し、授業内では対立の激しい議題・担当国を設定して、 ロールプレイとシミュレーションに取り組みます。 2019年度Aセメスターから開講してきましたが、10期目の開講となります。 具体的な到達目標は、以下の通りです。 ①国際問題の構造や原因を説明できる【レポート1, 2で評価】 ②国際問題をめぐる多様な立場(利害・価値観)を説明できる【レポート1, 2で評価】 ③国際問題の解決・管理における妥協の重要性を説明できる【レポート1, 2で評価】 ④国連の資料を自ら調べて国際問題の分析に用いることができる【レポート1, 2で評価】 ⑤国際問題の解決策・管理策について、選択肢を複数挙げて⽐較衡量したうえで、妥当と考えられるものを説得的に示すことができる【レポート1, 2で評価】 レポート1(50%)とレポート2(50%)によって評価します。 レポートでは、2回の模擬国連会議を踏まえ、「担当国の立場からのふりかえり」と「一個人の立場からのふりかえり」を求めます。 教科書は使用しない。/Will not use textbook 第一回授業日に行う。/Will conduct guidance at first time 時間割コード 時間割コード SDGsを学べる授業を全学自由研究ゼミナール 51465 成績評価方法 教科書 ガイダンス 51466 成績評価方法 教科書 ガイダンス 開講 講義題目 つくろう 開講 模擬国連で学ぶ国際関係と合中澤 明子、中村 長史 教養教育高度化機構 火 2 講義題目 意形成Ⅰ 担当教員 担当教員 中村 長史 教養教育高度化機構 火 4 所属 所属 曜限 単位 対象 曜限 単位 対象 2 2
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