2024Aシラバス
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1年 文科 理科 2年 文科 理科 水 5 A 時間割コード 総合科目 E (物質・生命) 50700 講義題目 授業の目標概要 成績評価方法 教科書 ガイダンス 開講 授業科目名 先進科学Ⅳα 先進科学IVα 物質から理解する生命科学 生命というのは測ったり、作ったりできるものなのであろうか。生命科学の教科書には生命の特徴がいくつか共通して挙げられているが、生命の定義は教科書によって微妙に異なる。しかしながら、生命は、見上げればそこにある雲やたまに通りすぎる飛行機の構成成分と同様に、原子・分子といった物質から構成されていることは紛れもない事実である。一方で、原子・分子などの化学物質を寄せ集めただけでは、生命が出来上がるわけではないということも、我々は直感的に(おそらく正しい!)理解している。 本講義では、生物としての最小限の構成単位である細胞を構成する膜タンパク質、モータータンパク質、核酸や脂質の構造や動的プロセスから生命機能を知る方法や、生体高分子がシステムとなった場合に創発される自発的な生命秩序を、物質科学の基礎的事項を整理しつつ、先端の研究事実を踏まえ、生命が物質の特殊な状態の一つであることを理解する。 3人の教員が4回ずつ講義する形式となる。 【各教員の講義目標/概要】 ・タンパク質機能の多彩さ、タンパク質の“カタチ“を見て“機能“を知る方法を理解する ・タンパク質や細胞の“うごき”をみて生命らしさを理解する ・生命システムを”つくる”試みである合成生物学について理解する なお、受講者数を20名程度に制限するので、ガイダンス時に生命科学や生物物理への興味と学習意欲に関する調査を行う。その結果、1週間以内に、第二回以降の受講対象者の学生証番号をアドバンスト理科のホームページ http://kis.c.u-tokyo.ac.jp/ADRK.html に掲載する。 平常点と(ほぼ毎回の)レポート 教科書は使用しない。/Will not use textbook 第一回授業日に行う。/Will conduct guidance at first time 担当教員 加藤 英明、市橋 伯一、矢島 潤一郎 先進科学 所属 曜限 対象

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