1年 文科 理科 2年 文科 理科 金 5 A 1年 文科 理科 2年 文科 理科 月 5 A 時間割コード 時間割コード 総合科目 E (物質・生命) 51333 講義題目 授業の目標概要 成績評価方法 教科書 ガイダンス 50214 講義題目 授業の目標概要 成績評価方法 教科書 ガイダンス 開講 授業科目名 海の生命科学 開講 授業科目名 生物物理学 海の生命科学(Marine Life Science) 水温、塩分、水圧等が大きく異なる棲息環境に、バクテリア、プランクトン等の微小な生物から、各種の無脊椎動物、魚類、大型ほ乳類に至る多種多様な生物が独自の進化・繁栄をしてきた。水圏には地球上のほぼすべての動物門が棲息しており、その多様性は陸上の比ではない。水中での生活を可能にするために、陸上生物には見られない特殊な器官やユニークな代謝経路を発達させた種も多い。しかし、陸上生物である我々ヒトにとって、水圏にはまだまだ未解明の現象が多く、そこに未知の利用可能性や新たな研究領域の発展可能性を秘めたフロンティアが存在する。われわれ人類は、様々な形で水圏生物と関わりを持っている。水圏生物に関する理解を深め、再生産可能な形で有効に利用することは、人類が真剣に取り組むべき課題である。この課題達成のために求められることは、水圏生物をよく知ることである。 本講義では、水圏生物科学専攻各講座の教員が、(1)海洋生物の有機化学、(2)海洋生物の生理、(3)海洋生物のゲノム科学、(4)海洋生物の食への利用と生理調節作用について、その研究の概要と最新の動向について紹介する。 授業への参加状況や理解状況(小テストなどを課す場合もある、50%)およびレポート(50%)をもとに評価する。ただし、4名の教員から課される4題のレポートを全て提出することが単位取得には必須である、未提出分のレポートがある場合は、出席点も含めて成績評価を行わない(未受験扱いとする)。 教科書は使用しない。/Will not use textbook 第一回授業日に行う。/Will conduct guidance at first time 生物物理学 ー実験から理論までー いま、生命科学研究の最前線では生命科学と物質科学の境目があいまいとなってきている。生物を物質として捉え、物理学的な観点から見直すことにより、生命現象を自然現象の一部として統一的に理解しようとする試みが盛んに行われている。物理学の立場から生物を俯瞰すると、生物は未解明の新領域であり、新たな物理学を開拓できる可能性を秘めている。従来とは異なる観点で生物学を捉え直すことに興味がある学生や、物理学の立場から見た生命像に興味のある学生には、本講義の受講を勧める。大学の生命科学が未 生物は物質で構成されているので、物理学的な立場から生命現象を理解できるはずである。しかしながら、単に化学物質を寄せ集めただけでは生命らしさはあらわれてこない。生物物理学は、生物を分子や細胞に要素還元するとともに、それらが相互作用するシステムとして生物を捉えることで、生命現象の普遍的な理解をめざす学問であるといえる。本講義では、生物を構成する物質の最小単位であるタンパク質などの生体高分子から、それらの集合体である超分子や細胞までの各階層において生命らしさが創発する仕組みと、生命の可塑性と頑健性についての数理的な理解の方法を学ぶ。 平常点及び小テスト 各教員が出すレポート課題 詳細は各教員の指示による。 教科書は使用しない。/Will not use textbook 特に行わない。/Will not conduct guidance 担当教員 岡田 茂、大久保 範聡、浅川 修一、潮 秀樹 担当教員 柳澤 実穂 農学部 所属 統合自然科学科 所属 曜限 曜限 対象 対象
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