2024Aシラバス
101/347

1年 理一(6,22,32,38) 水 1 A 英語中級(クラス指定セメスター型) 堀越 庸一郎 1年 理一(6,22,32,38) 水 1 A 英語中級(クラス指定セメスター型) 瀧野 みゆき 時間割コード 時間割コード 英語中級 (クラス指定セメスター型) 水1 50481 講義題目 授業の目標概要 成績評価方法 教科書 ガイダンス 50482 講義題目 授業の目標概要 成績評価方法 教科書 ガイダンス 開講 開講 楽園はどこにある―Marcus B. Huish, Happy England as Painted by Helen Allingham, R.W.S. (1903) を読む リーディング主体の英語の授業ですが、ところであなたの楽園はどこにありますか。日本人の楽園はどこにあるのでしょう。イギリス人の楽園は村にあります。「愛すべき農村」のイメージ。都会と違って恐ろしいことは何も起きない、知らない者が侵入してくることもない、皆が皆をよく知っていて、多少の悶着も厄介ごとも、すべてユーモアと笑顔と、ゆるいキリスト教的モラルで乗り越えられていく、居心地のいい楽園。そこで永遠に繰り返される生産のサイクル。春、夏、収穫、冬。今年も、来年も、いつまでも。いつか、薄汚れた都会など離れ、緑のコテージに住んで、そういう「本当に確かなもの」を手に入れるんだ。都会に寓居するイギリス人はそうやって、永遠の楽園としてのカントリーライフを夢見ているのです。 この「楽園」としての農村を、ヴィクトリア朝イギリスの画家、ヘレン・アリンガム (1848-1926)の水彩画が描いています。うっとりするような、はかない夢のような、イングランドの田園風景。今回、このクラスでテキストにするのは、そのアリンガムの絵をふんだんに掲載した、画集のような伝記のような、マーカス・ボーン・ヒューイッシュ (1843-1921) による1903年出版の本です。これを一緒に読んでいきます。 N.B. この本は本年度夏学期の授業でも使い、第3章まで読みました。今回は第4章から読みますが、第3章までの内容は要約を配布して、授業開始時に詳しくご説明しますので、事前に読んでおいて頂く必要はありません。 このクラスがもっぱら扱うのは120年も前の、ヴィクトリア朝の格調高い英文ですので、少々読みにくいと感じる方もおいでかもしれません。文体もそうですし、内容的にも古いので、ある程度はウェブ検索などで調べながら読んでいかないと、うまく読解することはできません。授業で行うのは、ですので、そういったこと、つまり、テキストの精読、ということになります。テキストをきちんと精読するためには作法があり、それはどんな文章であろうと変わりません―現代英語の気楽な読み物だろうと、ヴィクトリア朝イングランドの流麗な文体だろうと、千年前に書かれた古英語の断片だろうと、同じです。この「作法」を、まあ、お伝えしたい、そういう授業です。 授業中の和訳に対する評価(30%)、および学期末レポート(70%:3~4頁分の英文の和訳に訳注を付記したもの)。学期末レポートはUTOLで配布・回収します。 その他。/Other 下記「履修上の注意」に詳細があります。 特に行わない。/Will not conduct guidance プロフェッショナルのための共通語としての英語 Communicating in English as Professionals プロフェッショナルとして、将来にわたって世界の人と英語を使って協働することを目標に、実践的な英語使用の考え方とスキルを学びます。プロフェッショナルとは、研究・専門職、ビジネス、公務員、国際協力など、多様なフィールドで、高度な専門性をもって仕事をする人を想定しています。 英語を多様な文化・国籍をもった人とコミュニケーションする共通語として使うことをイメージし、必要なスキルを入門的に広く学ぶため、次の4つの大きなテーマを設けます。 1)Networking:英語を学ぶグローバルな背景を考えつつ、英語を通して人間関係を築く 2)Presentation: 英語プレゼンテーションの基本ルールと効果的な方法を学び、実際に短い英語プレゼンを行い、自分の考えを論理的かつ説得力をもって伝える力を養う 3)Meeting:授業で扱うケースについて、グループで問題解決のアイディアを英語で交換してまとめ、最終成果をグループでプレゼンする。これによって、英語Meetingに参加・リードするスキルを学び、英語で協働できるようになる 4)Negotiation:タスクを使って英語で簡単な交渉を行い、英語での交渉の基本的な考え方を知る 授業の活動は、2)Presentationと3)Meetingに焦点をあて、1)と4)は授業の多様な活動の中に織り込んでいきます。 50%は、2回の個人英語プレゼンテーションの評価 個人プレゼンは、定められたテーマについて、3分程度のわかりやすいプレゼンテーションにまとめ、PowerPoint等を使って英語で行います。この評価は、単に流暢な英語で話すことより、英語で理論的に説得力のある内容を作ることを重視します。また、授業で学ぶ英語プレゼンテーションの基本的なスキルの応用や、英語のわかりやすさを考慮します。 15%は、グループでのMeetingの活動や授業内タスクへの参加。 35%は、課外でのリスニング学習の成果を確認するリスニングミニテストの得点。個人の学習努力を評価します。 中間、期末のペーパーテストは行いません。 教科書は使用しない。/Will not use textbook 特に行わない。/Will not conduct guidance 授業科目名 授業科目名 担当教員 担当教員 所属 曜限 英語 所属 曜限 英語 対象 対象

元のページ  ../index.html#101

このブックを見る