2023Sシラバス
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初年次ゼミナール理科 31605 火 4 授業の目標・概要 動物、植物、微生物などの生物種に関わらず、あらゆる生物において、核酸、タンパク質、脂質といった多様な生体分子の機能が組み合わさることで、その特徴が形作られる。つまり、生体分子の機能を解明することで、生命の仕組みを明らかにし、さらにはその機能を利用した技術革新を生み出すことも可能である。本ゼミナールでは、参加する学生が複数人でグループを作り、様々な生体分子が持つ機能や、その機能を利用したテクノロジーに関する興味深いトピックについて調査し、プレゼンテーションを行う。教員やTAと一緒に学術論文に触れ、その内容や構成について理解する。また、その学術的背景を含めた内容について、他者にわかりやすいプレゼンテーションを作成するという作業を通じ、科学と社会をつなぐサイエンスコミュニケーションについての理解を深める。 初年次ゼミナール理科の評価方法によって評価します。 成績評価方法 授業のキーワード 問題発見・解決型、生命科学、生体分子、タンパク質、生物活性物質、バイオテクノロジー 教科書 ガイダンス 教科書は使用しない。/Will not use textbook 書名 著者(訳者) 出版社 ISBN その他 第1回授業日に行う。ガイダンス教室については掲示板等で告知する。 31606 火 4 授業の目標・概要 私たちが物事を理解するためには「光」が重要です。光で視覚的に情報を認識するのはもちろんのこと、科学の発展の歴史の中でも、光の性質を利用した実験が大きく関わっており、光をきっかけに人類はこの世界に対する理解を大きく進展させてきました。 現代社会においても光とその関連技術は欠かせません。太陽光、蛍光灯、LEDなどいろんな光源が存在しますが、その中でも特に「レーザー」の光は非常に特殊です。1950年代にレーザーが発明されたことで、人類は極めて制御性の高い光を手にしました。それをきっかけにして光を利用した科学がさらに飛躍的に発展しています。物理学、化学、工学、生物学、医学といったあらゆる分野にレーザーは関わっています。 この初年次ゼミでは、レーザーが持つ特徴の一つである「一瞬のごく僅かな時間だけ光を放つことができる」という性質に注目し、その歴史、原理、実用例を含めて、光科学への理解を深めることを目指します。 ミリ秒、マイクロ秒、ナノ秒、ピコ秒、フェムト秒、アト秒といった非常に短い時間スケールでは一体何が起こっているのか、それを調べるため、あるいは活用するために、レーザーがどう威力を発揮しているのかを学びます。 学術文献を調査し、その文献を理解するために必要な物理学を自ら学び、その内容を話し合って議論することを通じて、ひとりひとりが光科学への理解を深めることを目指します。それを通じて科学へのさらなる探求心を持っていただくことを期待しています。 初年次ゼミナール理科の評価方法によって評価します。 成績評価方法 授業のキーワード 物理、レーザー、光科学、超高速現象 教科書 ガイダンス 次の教科書を使用する。/Will use the following textbook 書名 著者(訳者) 東京大学教養教育高度化機構初年次教育部門・増田建・坂口菊恵編 出版社 ISBN その他 第1回授業日に行う。ガイダンス教室については掲示板等で告知する。 生物の生き様を支える多様な生体分子 レーザーと光科学への導入 科学の技法:東京大学「初年次ゼミナール理科」テキスト 東京大学出版会 奥田 傑 松永 隆佑 農学部 物性研究所

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