2023Sシラバス
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グループ3 1年 理一(7-8,11,13,15,17)理二三(9-10,14,19) 初年次ゼミナール理科 31586 火 3 授業の目標・概要 ロボットは、人間・機械・情報を結ぶ知的なシステムです。ロボットは、コンピュータ単体とは違って、自ら移動したり、ものを動かしたりすることができます。生物の仕組み、特に脳神経系の働きは、知的なロボットを作るヒントになります。一方、人間以上の速度やパワー、インターネット上の知識の利用など、生物を超え得る潜在力を持っています。 この講義では、知能ロボットを構成する基本要素や知的な振る舞いの作り方を考え、学びます。ツールとしてロボットキットを用いますが、講義の主眼はマニュアル通りロボットを組み立てることではなく、知能ロボットの可能性について実践を通じて深く考えることです。最新のロボット研究の成果にも触れてもらい、知能とはなにか、現代社会で必要とされるロボット・システムとは何かを議論してもらいます。また、工学的な思考方法に親しみ、作ったものの狙いや価値をわかりやすく伝える技術を磨くことも期待しています。 授業の目標: ・ ロボットや知能といった未定義で学際的なことがらに対して、グループ討論や能動的な調査に基づいて客観的に論じることができるようになる ・ 工学の観点から問題を発見し、実際の製作を通じてそれを解決するプロセスを身につける ・ 自分の考えを整理し、適切に他人と分担して、複雑なシステムであっても、順序立てて簡潔に説明できる能力を身につける 初年次ゼミナール理科の評価方法によって評価します。 成績評価方法 授業のキーワード 問題発見・解決型、工学/知能機械・ロボティクス、グループワーク、ものづくり、知的情報処理 教科書 ガイダンス 教科書は使用しない。/Will not use textbook 書名 著者(訳者) 出版社 ISBN その他 第1回授業日に行う。ガイダンス教室については掲示板等で告知する。 31587 火 3 授業の目標・概要 皆さんはサイコロの目の期待値が3.5であることを知っているでしょう。これは「1から6までの出る目の確率が全て1/6である」ことから従います。もし、このことを知らなくても、実際にサイコロを何度も投げて、出た目の平均値を計算すれば、この期待値3.5を近似的に推定することができます。このように「でたらめ」な試行を繰り返すことによって、何かしらの値や法則を見積もる方法のことをモンテカルロ法と呼び、様々な科学技術分野で用いられています。 本ゼミナールでは、このモンテカルロ法をアルゴリズムとしてデジタル計算機上で実行するために必要な科学(数学・統計学)とその応用について扱います。具体的には、 ・「でたらめ」をどう生み出すか、 ・「でたらめ」であることをどう評価するか、 ・「でたらめ」より良い方法はあるのか、 といった点について、プログラミングによる演習・グループワークを通じて理解を深めてもらうことを目標とします。 グループワークへの取り組みによって評価します。 成績評価方法 授業のキーワード でらため、乱数、確率・統計、モンテカルロ法、超一様性 教科書 ガイダンス 教科書は使用しない。/Will not use textbook 書名 著者(訳者) 出版社 ISBN その他 第1回授業日に行う。ガイダンス教室については掲示板等で告知する。 知能ロボット入門 「でたらめ」の科学 中嶋 浩平 合田 隆 工学部 工学部

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