2023Sシラバス
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大学では「問い」の「答え」を探求する前にまず「問い」自体を自分で見つける必要があるという点を理解し、学ぶ姿勢の根本的な転換を目指す。授業を通じて「問い」の立て方、「理論」についての考え方、「研究方法」の設定の仕方、学術資料の収集の仕方、議論の根拠の導き方、論述の組み立て方などのアカデミックスキルに触れ、それらを習得する。また、自分が取り組む「問い」が学術的・社会的に意義のある「問い」であることを主張する必要性を理解する。 「問い」の「答え」を導くに当たって必要な、先行研究の理解とオリジナリティの主張の方法(剽窃の防止を含む)、議論と根拠の関係などといったより基礎的な作法および図書館などの研究リソースの利用方法を、第2回の合同授業で学ぶ。 【この授業の目標・概要】 マーティン・ウルフやダイアン・コイルのような著名な経済ジャーナリストの英文記事を読解し,議論します。英文読解の技術および内容の解説をおこない,現在の世界の政治経済をどのようにとらえるべきかを考えます。 【学術分野】法・政治 経済・統計 社会・社会思想史 国際関係 歴史学 国文・漢文学 文化人類学 哲学・科学史 心理・教育学 人文地理学 【授業形態】文献批評型 出席、発表および議論への貢献等の平常点と小論文とで判断する。 初年次ゼミナール文科 31756 水 2 授業の目標・概要 【共通目標】 成績評価方法 授業のキーワード 【入力可】 教科書 ガイダンス 教科書は使用しない。/Will not use textbook 書名 著者(訳者) 出版社 ISBN その他 第1回授業日に行う。ガイダンス教室については掲示板等で告知する。 31758 水 2 授業の目標・概要 【共通目標】 大学では「問い」の「答え」を探求する前にまず「問い」自体を自分で見つける必要があるという点を理解し、学ぶ姿勢の根本的な転換を目指す。授業を通じて「問い」の立て方、「理論」についての考え方、「研究方法」の設定の仕方、学術資料の収集の仕方、議論の根拠の導き方、論述の組み立て方などのアカデミックスキルに触れ、それらを習得する。また、自分が取り組む「問い」が学術的・社会的に意義のある「問い」であることを主張する必要性を理解する。 「問い」の「答え」を導くに当たって必要な、先行研究の理解とオリジナリティの主張の方法(剽窃の防止を含む)、議論と根拠の関係などといったより基礎的な作法および図書館などの研究リソースの利用方法を、第2回の合同授業で学ぶ。 【この授業の目標・概要】 この授業では、中国の三国時代の魏の思想家である嵆康『声無哀楽論』を読んだ上で、中国の音楽に関する様々なテーマを哲学として捉えなおし、音楽とは何かを考えていく。伝統的な儒学の音楽論では、音楽は人間のあり方に大きな影響を及ぼし、人間のあり方もまた音楽に大きな影響を及ぼすと考えられていた。良い音楽は良い人間・良い社会を作り、良い人間の演奏する音楽や良い社会で受け入れられている音楽は良い音楽であるとみなされていたのである。それに対し、竹林の七賢である嵆康は、このような相関を認めず、『声無哀楽論』を書き、音楽には単純か複雑か、調和しているかそうでないかの違いしかなく、人間はそれに反応しているだけだとし、音楽そのものは人間の感情を表現できないと考えた。この授業では『声無哀楽論』を輪読し、中国の音楽思想の基礎知識を得た上で、自身の経験や様々な音楽・音楽思想と比較しながら小論文を作成する。 【学術分野】哲学・科学史 【授業形態】文献批評型 出席、発表および議論への貢献等の平常点と小論文とで判断する。 成績評価方法 授業のキーワード 中国音楽、嵆康、声無哀楽論、音楽美学、中国哲学 教科書 ガイダンス 教科書は使用しない。/Will not use textbook 書名 著者(訳者) 出版社 ISBN その他 第1回授業日に行う。ガイダンス教室については掲示板等で告知する。 嵆康『声無哀楽論』から考える音楽思想 高見 典和 田中 有紀 経済・統計 東洋文化研究所

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