2023Sシラバス
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大学では「問い」の「答え」を探求する前にまず「問い」自体を自分で見つける必要があるという点を理解し、学ぶ姿勢の根本的な転換を目指す。授業を通じて「問い」の立て方、「理論」についての考え方、「研究方法」の設定の仕方、学術資料の収集の仕方、議論の根拠の導き方、論述の組み立て方などのアカデミックスキルに触れ、それらを習得する。また、自分が取り組む「問い」が学術的・社会的に意義のある「問い」であることを主張する必要性を理解する。 「問い」の「答え」を導くに当たって必要な、先行研究の理解とオリジナリティの主張の方法(剽窃の防止を含む)、議論と根拠の関係などといったより基礎的な作法および図書館などの研究リソースの利用方法を、第2回の合同授業で学ぶ。 【この授業の目標・概要】 実験心理学は行動を客観的に測定することで、心の働きをしる学問である。ヒトが対象ならば、心の状態を言葉によって回答を得て記録することも可能だが、言葉を話さぬ動物の心を探るには、動物に語らせてやらねばならない。どうしたら良いだろうか。文献購読と駒場キャンパスにいる動物たちのデータ収集を実施体験して、客観的に動物のコミュニケーションを記録し、動物行動から様々な問題を調べる研究活動に触れてみる。心理学でありながら、動物行動学であったり、生態学、あるいは情報科学の手法も行き来するような課題に触れてみる。 【学術分野】心理・教育学 【授業形態】フィールド型 出席、発表および議論への貢献等の平常点と小論文とで判断する。 ―井筒俊彦の読み方を手がかりに グループ5 1年 文一二(13,21,24-25)文三(5,8,20) 初年次ゼミナール文科 31749 水 2 動物のコミュニケーションと社会の観察入門 授業の目標・概要 【共通目標】 成績評価方法 授業のキーワード 動物行動観察、行動記録、行動分析、行動比較 教科書 ガイダンス 教科書は使用しない。/Will not use textbook 書名 著者(訳者) 出版社 ISBN その他 第1回授業日に行う。ガイダンス教室については掲示板等で告知する。 31755 水 2 授業の目標・概要 【共通目標】 大学では「問い」の「答え」を探求する前にまず「問い」自体を自分で見つける必要があるという点を理解し、学ぶ姿勢の根本的な転換を目指す。授業を通じて「問い」の立て方、「理論」についての考え方、「研究方法」の設定の仕方、学術資料の収集の仕方、議論の根拠の導き方、論述の組み立て方などのアカデミックスキルに触れ、それらを習得する。また、自分が取り組む「問い」が学術的・社会的に意義のある「問い」であることを主張する必要性を理解する。 「問い」の「答え」を導くに当たって必要な、先行研究の理解とオリジナリティの主張の方法(剽窃の防止を含む)、議論と根拠の関係などといったより基礎的な作法および図書館などの研究リソースの利用方法を、第2回の合同授業で学ぶ。 【この授業の目標・概要】 大学での学習では、文献を批判的に読み解いたうえで問いを立てることがたえず求められる。とはいえ、文献の批判的な読解はみなさんにとってなじみのないものかもしれない。そこで本授業では、様々な文明圏において残されてきた古典を精密に読み解いてきた先人たちの読み方を学ぶことで、文献の批判的な読解の手がかりを得ることを目指す。具体的には、稀代の古典の読み手である井筒俊彦がイスラーム神学の根幹にかかわる「信」とは何かを明らかにしようと神学者たちの議論を精密に読み解いた『イスラーム神学における信の構造』を読みたい。 【学術分野】哲学・科学史 【授業形態】文献批評型 出席、発表および議論への貢献等の平常点と小論文とで判断する。 成績評価方法 授業のキーワード 井筒俊彦、イスラーム、古典読解 教科書 ガイダンス 教科書は使用しない。/Will not use textbook 書名 著者(訳者) 出版社 ISBN その他 第1回授業日に行う。ガイダンス教室については掲示板等で告知する。 古典をいかに読むのか 香田 啓貴 三村 太郎 心理・教育学 哲学・科学史

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