2023Sシラバス
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大学では「問い」の「答え」を探求する前にまず「問い」自体を自分で見つける必要があるという点を理解し、学ぶ姿勢の根本的な転換を目指す。授業を通じて「問い」の立て方、「理論」についての考え方、「研究方法」の設定の仕方、学術資料の収集の仕方、議論の根拠の導き方、論述の組み立て方などのアカデミックスキルに触れ、それらを習得する。また、自分が取り組む「問い」が学術的・社会的に意義のある「問い」であることを主張する必要性を理解する。 「問い」の「答え」を導くに当たって必要な、先行研究の理解とオリジナリティの主張の方法(剽窃の防止を含む)、議論と根拠の関係などといったより基礎的な作法および図書館などの研究リソースの利用方法を、第2回の合同授業で学ぶ。 【この授業の目標・概要】 この授業は、西洋史を専門領域とする担当教員のもと、同分野の素材を用いながら、大学生に必要なアカデミック・スキルを習得することを目標とする。歴史学は、過去の人々が残したさまざまな形態の記録(一次史料)を手がかりに、人々の営みを再構成し、批判的に理解しようとする学問である。いかにして学術的に意味のある問いを立て、その問いに史料にもとづき答えるかの最初歩を、近年の入門書の購読と、比較的扱いやすい一次史料を実際に読む課題をつうじて学ぶ。購読の素材は西洋近世~近代史を中心に、歴史分野の多くに共通するテーマのものから選定する。一連の活動をつうじて、文献の探索、レジュメの作成、口頭報告、小論文の作成といった大学生に不可欠なアカデミック・スキルを身に着けることをめざす。なお、受講人数によって一部の活動はグループワークが主体となるため、受講生がお互いに協力し、学び合おうとする姿勢が不可欠である。 【学術分野】歴史学 【授業形態】ディシプリン型・文献批評型 出席、発表および議論への貢献等の平常点と小論文とで判断する。 初年次ゼミナール文科 31744 火 3 ――西洋史で学ぶアカデミック・スキル 授業の目標・概要 【共通目標】 成績評価方法 授業のキーワード 歴史学、ヨーロッパ、西洋史、学術論文、史料 教科書 授業中に指示をする。/Will specify at class time 書名 著者(訳者) 出版社 ISBN その他 第1回授業日に行う。ガイダンス教室については掲示板等で告知する。 ガイダンス 31745 火 3 授業の目標・概要 【共通目標】 大学では「問い」の「答え」を探求する前にまず「問い」自体を自分で見つける必要があるという点を理解し、学ぶ姿勢の根本的な転換を目指す。授業を通じて「問い」の立て方、「理論」についての考え方、「研究方法」の設定の仕方、学術資料の収集の仕方、議論の根拠の導き方、論述の組み立て方などのアカデミックスキルに触れ、それらを習得する。また、自分が取り組む「問い」が学術的・社会的に意義のある「問い」であることを主張する必要性を理解する。 「問い」の「答え」を導くに当たって必要な、先行研究の理解とオリジナリティの主張の方法(剽窃の防止を含む)、議論と根拠の関係などといったより基礎的な作法および図書館などの研究リソースの利用方法を、第2回の合同授業で学ぶ。 【この授業の目標・概要】 「グロバール化」が進む中,地球規模での不平等や環境問題が深刻化しつつある。この授業では,この問題を「農と食」の観点から多面的に検討したい。 【学術分野】経済・統計,国際関係論,地域研究ほか 【授業形態】ディシプリン型 出席、報告および議論への貢献等の平常点と小論文とで判断する。 成績評価方法 授業のキーワード グローバル化、不平等、フードチェーン、慣行農業、有機農業、非感染性疾患 教科書 ガイダンス 教科書は使用しない。/Will not use textbook 書名 著者(訳者) 出版社 ISBN その他 第1回授業日に行う。ガイダンス教室については掲示板等で告知する。 歴史研究と史資料 「農と食」の未来を考える 後藤 はる美 中西 徹 歴史学 経済・統計

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